ブローチを加えて刷新、いつもの服がぐっとおしゃれに。
撮影・長友善行(人物)、魚地武大(TENT/静物) スタイリング・大沼こずえ(eleven.) ヘア&メイク・福沢京子 モデル・麻宮彩希 文・喜多川美穂
洋服だけでは何となく着こなしが物足りない……。そんなときの解決策は?
「“映える”ブローチを、洋服に一点加えるだけでおしゃれ感が増します。あらたまった感じではなく、キャッチーなデザインのものを普段使いするのが新鮮。ネックレスでは肩が凝る人も、ブローチなら服につけるのでストレスになりません」(スタイリスト・大沼こずえさん)
今季はさまざまなブランドがブローチを提案、注目度も高まっている。
「カジュアルなトップスに上質な素材のブローチ、コンサバな服にはモダンなブローチといったように、“対比”させるつけ方が、古くさくならないポイントです」
シャツの衿を飾るビジューは、ピアス感覚で気軽に取り入れて。
いぶしゴールドのブローチで、春色ニットがニュアンス豊かに。
「楽しいモチーフ使いや、質感や形状の異なるアンティーク風の小さいブローチを、いくつかつけるのが新しい取り入れ方。同じ服でも、着こなしが一新します」
ボーダーTシャツと上品パールの新鮮な出合い。
「パールのネックレスやイヤリングだと、従来のかしこまったイメージが抜けません。モダンなフォルムのブローチなら、新しい使い方になります。白いシャツや黒いワンピースにつけるのは当たり前。カジュアルなボーダートップスに合わせると、ぐっとフレッシュな印象になります」
一点で“映える”のは、大ぶりのデコラティブブローチ。
「一点で華のある大ぶりのデコラティブなブローチは、ジャケットやワンピースに。ベルトや帽子にあしらっても素敵です」
小さくて愛らしいものをいくつもつけるのが楽しい。
「誰もが好きな動物や遊び心に富んだモチーフは、2、3個重ねづけすると楽しい」
造形に豊むブローチでシンプルな服の表情が増す。
シンプルな形のワンピース。それ一枚だけでは寂しいときは、大ぶりブローチの出番。「黒一色のワンピースにメタルのブローチを組み合わせると、斬新に映えます。モダンなモチーフ使いが、着こなしをより印象づけてくれます」
『クロワッサン』1017号より
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