オーラルケアとして今後注目したいのは、自分の口腔内の細菌バランスを知っておくこと。
「虫歯も歯周病も細菌の感染ですから、口腔内の細菌をコントロールしていくことが大事です。自分が虫歯になりやすいタイプだとわかっていれば、日々のケア、歯科医などプロに頼むケアの頻度や内容が決まってきます」(小原澤さん)
海外では、さまざまな菌種を特定する詳細な検査方法があるが、より簡単に口の中の環境がわかる機械が、数年前に日本に登場した。
「シルハという、5分ほどで判定できる唾液検査です。虫歯や歯周病、口臭のリスクチェックができます。歯科医の経験や患者の症状だけでなく、このデータがあることで、より効果的な治療と具体的な対策を提案できるのが利点です」(坂本さん)