からだ
くらし

冬の養生を助ける、ウー・ウェンさんの五色のお粥レシピ。

献立に組み込む一杯のスープが体を養ってくれると言うウー・ウェンさん。体に働きかける五色のお粥を紹介します。
  • 撮影・合田昌弘 文・太田佑子

冬の養生は、体に働きかける五色のお粥から。

中国語で、食べることは「吃(チー)」、飲むことは「喝(ホアー)」。そして、ご飯を食べることは「吃飯(チーハン)」で、お粥を食べることは「喝粥(ホアージャオ)」という。

「つまり、お粥は飲むものという考え方。主食であると同時に水分もしっかり補給してくれるのがお粥なのです」

主食だからお粥に味付けはなし。また、お米だけでなく穀物類もたっぷり使うのがおすすめだ。

「体を健康に保つには、しっかり食べて、きちんと出すことが大切。穀物はその働きを助けてくれるんですよ」

今回は、体にいい五色の穀物が入ったお粥を紹介してもらった。

「白、黒、赤、青、黄。それぞれに働きがあります。例えば湿気を払う赤い小豆は体のむくみをとりますし、緑豆は体にこもった熱を取り除いてくれます」

お粥の作り方のコツは、鍋を火にかけたら、あまり混ぜないこと。

「混ぜるとお米や穀物の粒の外側だけ溶けてしまいます。火加減を調節して、鍋中をうまく対流させて炊いてください」

お粥に添える小さなおかず。

ちりめんじゃこの黒酢炒め
フライパンに太白ごま油を熱し、ちりめんじゃこひとつかみを入れて軽く炒める。黒酢をひとまわし加え、水気がなくなり、からりとするまで炒める。

ねぎの卵焼き
卵4個を溶いて塩小さじ1/3、斜め薄切りにしたねぎ1本を加える。フライパンに太白ごま油を熱し、ねぎ入り卵液を入れ、大きく混ぜて炒め、半熟になったら箸で分割して裏返して焼く。

*共に作りやすい分量

もち米の粥

【もち米】体を温め、潤してくれるもち米。ほんのりした甘さが胃にしみわたるおいしさ。

栄養豊富、体を温める。

【材料(4人分)】
もち米2/3カップ 水5カップ

【作り方】
1.もち米を洗って、水気を切る。
2.鍋に分量の水ともち米を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にして蓋をし、40分程度煮る。

1 2 3
この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間