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ひき始めの風邪に対処するレシピ:のど編

初期の風邪は汗と一緒に発散させるべく、各レシピとも、温め効果の高いねぎや生姜が多めに使われている。それを基本に、ひき始めの症状に合わせた食材で対処しよう。美容薬膳研究家のちづかみゆきさんに教わります。
  • 撮影・高杉 純 文・保手濱奈美

のどの風邪には炎症を抑える食材を摂取。スパイスは刺激になるので避け、生姜で体を温めること。

ドライいちじくとミントのお茶

いちじくがのどを労り、ミントが炎症を抑える。ほどよい酸味と甘さでのどを潤す。

【材料(2人分)】
ドライいちじく大3個(80g)、グラニュー糖大さじ1〜(好みで)、水500ml、ミントの葉1カップ

【作り方】
1.ドライいちじくの硬い部分を除き、適当な大きさに割く。
2.小鍋に1、グラニュー糖、水を入れて強火にかけ、沸いたら中火にして15分ほど煮込む。いちじくを片側に寄せてミントを加え、火を止める。
3.好みでシナモンやはちみつを加えて飲む。

長芋のおやきミントと白髪ねぎ添え

フレッシュなミントで炎症を抑制。長芋と卵白がのどを潤し、口当たりもなめらか。

【材料(2人分)】
長芋200g、かつお節5g、A【卵白1個分、生姜(すりおろし)小さじ1、塩1つまみ、片栗粉大さじ1】、ミントの葉1カップ、長ねぎ10cm分、しょうゆ小さじ1/4、ごま油小さじ1

【作り方】
1.
長芋は皮をむいてすりおろす。かつお節はポリ袋などに入れ、揉んで粉状にする。長ねぎはごく細い千切りにして水にさらし、しっかりと水分を切る。
2.ボウルに1の長芋、かつお節、Aを入れてよく混ぜ合わせる。ごま油(分量外)を薄くひき、熱したフライパンにおたま1杯弱ずつ流して中火で焼く。表面がぷつぷつしてきたら裏返し、両面こんがり焼く。
3.ボウルにミントと白髪ねぎを入れ、しょうゆ、ごま油を加えてさっと和え、器に盛った2に添える。

ちづかみゆきさん●美容薬膳研究家。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で薬膳を学んだのち、国際中医薬膳師資格を取得。薬膳料理教室「meixue(メイシュエ)」主宰。

『クロワッサン』1008号より

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