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ひき始めの風邪に対処するレシピ:胃腸編

初期の風邪は汗と一緒に発散させるべく、各レシピとも、温め効果の高いねぎや生姜が多めに使われている。それを基本に、ひき始めの症状に合わせた食材で対処しよう。美容薬膳研究家のちづかみゆきさんに教わります。
  • 撮影・高杉 純 文・保手濱奈美

風邪の初期症状が胃痛や消化不良に表れた場合は、体を温めるのが先決。冷えから胃腸を守ること。

黒糖と赤しそのおかゆ

黒糖はお腹の温めに。しそには体の邪気を外へ出す働きが。おかゆだから消化にも安心。

【材料(2人分)】
ご飯(軽く)2膳分、水2カップ、黒砂糖大さじ1/2、赤しそふりかけ大さじ1/2、こしょう小さじ1/4 

【作り方】
1.鍋にご飯と水、黒砂糖を入れて火にかけ、好みの硬さになるまで煮る。
2.赤しそふりかけとこしょうを加え、軽く混ぜる。

ささみと蕪のミルクジンジャー煮

ささみと蕪は体を温めるうえ、胃にやさしい食材。ミルクの味もまろやかで胃腸が休まる。

【材料(2人分)】
鶏ささみ3本、蕪3個、A【塩1つまみ、片栗粉小さじ1】、B【生姜(すりおろし)大さじ1/2、酒大さじ2、水150ml】、C【塩小さじ1/2、牛乳100ml】 

【作り方】
1.
ささみは筋を取り一口大にそぎ切りし、Aをまぶす。蕪は6等分のくし切りにする。
2.鍋にBを入れて火にかけ、沸いたらささみを入れ、再度沸いたら火からおろし、ふたをして5分ほど置いてから取り出す。
3.2の鍋に蕪を入れ、ふたをして蒸し煮する。蕪が柔らかくなったらCを加え、取り出したささみを戻してとろみがつくまで中火で煮る。

ちづかみゆきさん●美容薬膳研究家。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で薬膳を学んだのち、国際中医薬膳師資格を取得。薬膳料理教室「meixue(メイシュエ)」主宰。

『クロワッサン』1008号より

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