季節を問わず発症するものの、冬は風邪やインフルエンザの感染が引き金になって増える。
「気管や気管支の粘膜に炎症が起こって過敏になり、夜間や明け方、笑ったとき、あるいは温度の急激な変化や冷気、エアコンの風、ラーメンの湯気などちょっとした刺激に反応して、激しい咳が止まらなくなる症状です。風邪の咳なら1週間から10日ほどで治りますが、咳が2週間、3週間としつこく止まらなかったら、咳ぜんそくの可能性があります」(大谷さん)
症状は咳のみだが、放置するとヒューヒューと呼吸が苦しくなる気管支ぜんそくに悪化することも。不眠の原因にもなるので経過に気をつけたい。