「不調に負けない体を作るために、まずは食事をしっかり摂って体調を整えることが基本です」(渡邉さん)
食事内容も、もちろん大切。
「タンパク質を多めに摂るとDIT(食事誘発性熱産生)が高く、特に朝摂ると体温も代謝も上がりやすいので、朝食に卵、豆腐、納豆などのタンパク質を加えるのが効率的でおすすめです。朝食をあまり食べられない人は、1杯の豆乳を飲むだけでも」(渡邉さん)
「不調に負けない体を作るために、まずは食事をしっかり摂って体調を整えることが基本です」(渡邉さん)
食事内容も、もちろん大切。
「タンパク質を多めに摂るとDIT(食事誘発性熱産生)が高く、特に朝摂ると体温も代謝も上がりやすいので、朝食に卵、豆腐、納豆などのタンパク質を加えるのが効率的でおすすめです。朝食をあまり食べられない人は、1杯の豆乳を飲むだけでも」(渡邉さん)
寒暖差のリスクを減らすには、家の中でも温度差を作らないことが肝心。
「暖房をつけたら部屋の扉は開けたままにして、家の中の温度をなるべく均一にするのが理想的です」(大谷さん)
外出時は、脱ぎ着しやすい工夫を。
「暖房で汗をかいた後は余計冷えるので、上半身は薄手のものを重ね、脱ぎ着して調節。首には冷気を遮り体温を逃さないマフラーを巻けば、効率よく熱をためられます」(渡邉さん)
「睡眠もやはり重要。風邪の場合ですが、睡眠時間が7時間の人に対して、6時間未満の人は4.2倍、5時間未満の人は4.5倍もかかりやすくなるというデータがあります」(大谷さん)
「血行が悪くなりやすい冬は、約40度のぬるめのお風呂に入り、交感神経の緊張を緩めてリラックスを。反復浴で合計10分ほどで充分。好きな香りの入浴剤などで五感に心地よい入浴タイムにすればより休まります」(渡邉さん)
「風邪の予防法にうがいがありますが、インフルエンザにおいては効果がないことがわかっています。代わりに私は診察の合間に緑茶をこまめに飲んで、カテキンで抗菌しつつ常にのどを潤わせるようにしています」(大谷さん)
「生姜湯やはちみつレモンなどの温かい飲み物で水分補給をしながら、のどの保湿習慣をつけるといいと思います。マイポットで持参すれば、外出先でも乾燥を防げますね」(渡邉さん)
「軽度な運動は免疫力を高めてくれます。また、日光浴をして体内でビタミンDが生成されると風邪やインフルエンザにかかるリスクが軽減。散歩や買い物のときに一日10分くらい、手だけでも日の光を当てながら歩くことをおすすめします」(大谷さん)
「運動習慣がない人は、日常生活でマメに動くことを心がけて。買い物は毎日歩いていく、駅では階段を利用する程度でも運動になります」(渡邉さん)
『クロワッサン』1008号より
※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。