ウイルスや細菌の感染が肺にまで進む症状が肺炎。高齢者がかかりやすいイメージだが、実際に65歳以上に多くみられるのは肺炎球菌による肺炎。
「一方、子どもから50代くらいまでの人がかかりやすいのが、マイコプラズマという細菌の仲間による肺炎。秋冬に増え始めます」(大谷さん)
感染から発症までの潜伏期間は1〜3週間くらい。症状は風邪と似ていて発熱、頭痛、全身の倦怠感はあるが鼻症状は少なく、激しいカラ咳が出る。
「重症化しなければ怖くない病気ですが、ぜんそくに移行することも。感染経路はくしゃみ、咳などでうつる飛沫感染や接触感染なので、予防するには手洗いやマスクが有効です」(大谷さん)