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大人の女性にふさわしい、洗練されたメイクと装い。

  • 撮影・徳永 彩 スタイリング・木俣 歩 ヘア&メイク・西山 舞(LUGAR) 文・一澤ひらり

普段ほとんどアイメイクしないという坂田さん。西山さんのアドバイスは、「いまは目のフレームを出しつつも、アイシャドウはまぶたにうっすらと、そしてふわっと色がのっているぐらいがトレンドなんです。気になるくすみもシアーな質感で明るい色を選べば払拭できます。主役はアイラインで、まなざしの強さをつくって奥行き感を与えれば、ナチュラルだけれど凛とした感じに仕上げることができますよ」

まずはアイシャドウ。まぶた全体のくすみを消して、ニュアンスを与えてくれるカラーをアイホールに薄く均一に伸ばしていく。「自然な陰影をつくるのに適しているのはブラウン系です。4色パレットなら、ハイライトとライトカラーを2色混ぜて使うとニュアンスが生まれて、変な影が落ちずにくすみを消せます」

目の下にも同じようにニュアンスカラーを入れると目元がパッと華やぐ。「アイラインはペンシルタイプの芯の柔らかなものを使って、まつ毛の隙間を埋めるように描いていきます。まつ毛の根元を見やすくするために大事なのは、両手が使えるように置き鏡をすること。斜め45度下に鏡を置いて、片方の手で眉下を軽く引き上げて、まつ毛の隙間にペンシルを入れていくと簡単にできますよ」

さらにアイラインの上には、同系の締め色のアイシャドウを細チップで重ねてラインをぼかすのがポイント。「アイライナーのオイル分の上にアイシャドウのパウダーを置くことで密着度を高めますから、メイク崩れを防ぎ、ナチュラルなラインを演出できます」

仕上げにマスカラを塗った後、さらに目じり3分の1部分に重ね塗りをすると目がキュッと上がった印象に。大人びて目元が華やいだ坂田さん。「アイラインを入れただけで目力が生まれますね。曖昧な顔の印象がピシッと引き締まりました。シンプルな手順なので、あとは練習あるのみ。まずは置き鏡を買わなくちゃ(笑)」

1.【ニュアンスカラーをアイホール全体にのせる】光を集めるハイライトとまぶたを明るくするライトカラーの2色を混ぜて、チップでアイホール全体にのせる。目の下全体にも同様に。まぶた全体のくすみが消えて明るくなる。

2.【まぶたを引き上げながらアイラインを入れていく】眉下に指をあて、まつ毛の根元が見えるようにまぶたを軽く引き上げる。ダークブラウンのペンシルアイライナーでまつ毛とまつ毛の間を埋めるように点を描き、それをつなげて線にする。

3.【締め色のダークブラウンをアイラインに重ねてぼかす】アイシャドウの締め色のダークブラウンを細チップを使って、アイラインの上に重ねるようにしてぼかしていく。ナチュラルで柔らかな印象を保ちつつ、凛々しい目元にしてくれる。

4.【マスカラをまず全体に塗り、目じり3分の1のみ重ね塗りを】マスカラをまつ毛の根元からしっかり塗った後に、目じり3分の1だけを重ね塗りする。目じりに向かってまつ毛が太く長くなるので、目に奥行き感が生まれ、フレームが際立つ。

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