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髪をこっそり引き上げて、顔のたるみをリフトアップする方法。

顔のたるみは日々の地道なケアも大切ですが、今すぐどうにかしたい日は、髪の引き上げが効果抜群! 瞬時にリフトアップが叶います。
  • 撮影・岩本慶三 モデル・岩井理恵子 文・岡井美絹子

年を重ねるごとに気になる、顔のたるみ。急なお呼ばれや同窓会など、今すぐどうにかしたい、というときに実践してほしいのが、髪で顔のたるみを引き上げる方法だ。

「耳上の髪を引っ張り上げることで目尻やフェイスラインがリフトアップし、たるみを瞬時に引き上げてくれるので、頬肉の下垂に悩む50〜60代の方にも好評です。簡単にできて他人に悟られず、確実に見た目年齢が若返りますよ。女優やモデルも使っている裏ワザです」

と、ヘア&メイクアップアーティストの新見千晶さん。不自然にならず、キープ力を高めるために注意したいのは2つ。

「引き上げる髪は、ひとつまみ程度が目安。目を吊り上げすぎないよう、自然に見える角度で引っ張るのがコツです。また、リフトアップの持続力を高めるために、結び目を左右に引っ張って根元をしっかりホールドするのを忘れずに」

顔の印象をすっきりさせるには、ヘアスタイリングにもひと手間を。

「髪のトップにボリュームがあると若々しく、目の錯覚で顔が小さく見えるので、ドライヤーで頭頂部の髪をふんわり立ち上げておきましょう。また、毛量が少ない人やストレートの髪の人は寂し気な印象になるので、ヘアアイロンでゆるく巻いてウェーブを出すのがおすすめ。顔まわりに動きが出て華やかになり、顔のたるみが自然にカバーできますよ」

せっかく髪で若々しさを演出しても、メイクが間違っていると老け顔に。そこで、たるみを目立たなくするメイク法も紹介します。どれも簡単なので、いざというときのためにマスターしてみて。

簡単・リフトアップ術は 引き上げる髪を、多く取り過ぎないのがコツ

1.トップの髪を少量ずつ二段階に分け、軽く前に引っ張りながら根元にドライヤーを15秒ほど当てる。

2.耳上の生え際の髪を少量とり、後頭部に向かって引っ張り上げ、目尻が上がって見える角度を探す。

3.2で取った髪の毛を残し、上部の髪をねじってざっくりまとめ、ヘアクリップなどで留める。

4.3で残した髪を後頭部できつめに細いゴムで結び、毛束を2つに分けて持ち、左右にキュッと引っ張る。

5.ゴムの結び目を隠すように、3の髪をおろして完成。あとはヘアアイロンで巻くなど好みのスタイリングを。

【Before】緩んだフェイスラインやぼんやりした目元、ほうれい線 など、全体的にたるみが目立ち、顔全体が疲れた印象。
【After】フェイスラインが引き締まり、目尻や頬の位置が上がって 若々しい雰囲気。髪のトップのボリューム感で小顔効果も。

アレンジ1:華やかなハーフアップ

両サイドの髪を後頭部にまとめ、毛束を1回ねじってヘアピンで固定。頭頂部の髪にコームの柄を横から差し込み、毛束を軽く引き上げてトップにボリューム感を出す。

アレンジ2:ゆるふわひとつ結び

衿足に近い低めの位置で髪をゆるめにゴムで結び、全体的に髪を指でつまんで少しずつ引き出す。結んだ髪の下側から毛束をひとつまみ取り、ゴムに巻きつけてヘアピンで固定。

『クロワッサン』938号より

●新見千尋さん ヘア&メイクアップアーティスト/女性誌や広告、CMなど幅広く活躍。自宅でできる美容法が満載の『ミーハー美容』(主婦の友社)が発売中。

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