ビューティー

自分でできる! 足裏をもんで
毎日を美しく健やかに。【症状別編】

日々酷使している足の裏。じつは老廃物が溜まっているかも…。毎日のメンテナンスで健康と美しさを保つ技、教えます。

 

自分でできる! 足裏をもんで毎日を美しく健やかに。【基本編】はこちら。
https://croissant-online.jp/topics/37906/

自分でできる! 足裏をもんで毎日を美しく健やかに。【準備編】はこちら。
https://croissant-online.jp/topics/37892/

 

【症状別もみ方】
基本もみが終わったら、自分の気になる
症状をケア。根気よくもみこんでいこう。

「基本もみを終えたら、今回はピンポイントでもケアしやすい、女性に多い症状のもみ方を3パターン紹介しましょう」と、KMR式官足法療法院・院長の和智恵子さん。

まずは、婦人科系の症状、次に冷え性、さらに、便秘や下痢などお腹の不調について教えていただきました。

反射区をもみ終わったら、最後に白湯を飲むと、老廃物がストレスなく流れます。

足をちょっともんで、「眠りが浅いみたいね。心配性でしょ」と和智さん。「当たってます。まるで占いみたいですね」とモデルの阿南さんもびっくり。

足をちょっともんで、「眠りが浅いみたいね。心配性でしょ」と和智さん。「当たってます。まるで占いみたいですね」とモデルの阿南さんもびっくり。

 

【婦人科系】
子宮や卵巣など生殖器、ホルモンの分泌を
司る脳下垂体などの反射区をていねいに。

健康な人のくるぶしははっきりと輪郭を保っているもの。ここが埋もれているようなら老廃物が原因と思っていい。
「足の甲もむくみが出やすい。足をもめば筋や骨の形がはっきりしてきます。一日の老廃物はその日のうちに解消してしまうことが肝心です」

 
1.生殖腺
踵は生殖を司る部位の反射区。踵の骨は本来かなり小さいもの。踵をひと回り小さくするイメージで全体的に削りこんでいく。最初は皮膚が厚いが徐々にやわらかくなってくる。

踵は生殖を司る部位の反射区。踵の骨は本来かなり小さいもの。踵をひと回り小さくするイメージで全体的に削りこんでいく。最初は皮膚が厚いが徐々にやわらかくなってくる。

2.子宮
内くるぶしのアキレス腱側のエリアは子宮の反射区。人差し指や中指の関節などを使ってアキレス腱の手前をぐぐぐっとしごきあげる。

内くるぶしのアキレス腱側のエリアは子宮の反射区。人差し指や中指の関節などを使ってアキレス腱の手前をぐぐぐっとしごきあげる。


 
3.卵巣・輸卵管
外くるぶしのアキレス腱側のエリアは卵巣・輸卵管の反射区。子宮の反射区と同様のもみかたで下から上へとしごきあげていく。

外くるぶしのアキレス腱側のエリアは卵巣・輸卵管の反射区。子宮の反射区と同様のもみかたで下から上へとしごきあげていく。

4.腓骨筋
外くるぶしから上に向かった骨のきわが腓骨筋。ここも下から上に向かってゆっくりともみあげる。生理不順の人は特に念入りに。

外くるぶしから上に向かった骨のきわが腓骨筋。ここも下から上に向かってゆっくりともみあげる。生理不順の人は特に念入りに。

 
5.脳下垂体
親指のまんなかにあるのが脳下垂体の反射区。棒の細いほうを当て、くいっと突き立てるようにして強く押す。穴があくくらいのイメージ。

親指のまんなかにあるのが脳下垂体の反射区。棒の細いほうを当て、くいっと突き立てるようにして強く押す。穴があくくらいのイメージ。

6.脳幹・小脳
更年期障害の人はこちらも。親指の内側の付け根のちょっと上くらいに脳幹と小脳の反射区がある。棒をぎゅっと押し込んで、上から下へとかきだすように動かす。

更年期障害の人はこちらも。親指の内側の付け根のちょっと上くらいに脳幹と小脳の反射区がある。棒をぎゅっと押し込んで、上から下へとかきだすように動かす。



 

【冷え性】
血行不良が原因の冷え性は、副腎、心臓、脾臓の反射区を刺激。

足先やふくらはぎ、腿やお尻などの冷え性で悩む人は、心臓や、脈拍を整え、気力をあげる副腎、造血機能を司る脾臓の反射区を刺激して活性化させます。
あわせて、ふくらはぎ全体や足の指先などももむと血行が良くなり、ぽかぽかとしてきます。
「副腎の反射区は、不整脈など心臓機能に問題がある人にも効果的です。ぜひ忘れずにもんでください」と、和智さん。

 
1.副腎
足裏の上中央、腎臓の反射区のすぐ上にある副腎の反射区。狭いエリアなので、棒を寝かせ気味に当て、そのままぐっと突き立てるように下に向かってかきだす。

足裏の上中央、腎臓の反射区のすぐ上にある副腎の反射区。狭いエリアなので、棒を寝かせ気味に当て、そのままぐっと突き立てるように下に向かってかきだす。

2.心臓
左足にだけある心臓の反射区。薬指と小指の間を下にたどったあたり。副腎の反射区のもみ方同様に、棒を差し込んでから下に向かってかきだす。

左足にだけある心臓の反射区。薬指と小指の間を下にたどったあたり。副腎の反射区のもみ方同様に、棒を差し込んでから下に向かってかきだす。


 
3.膵臓
こちらも左足にのみある脾臓の反射区。心臓の反射区の真下あたり。棒を差し込んでから、下に向かってかきだす。

こちらも左足にのみある脾臓の反射区。心臓の反射区の真下あたり。棒を差し込んでから、下に向かってかきだす。

4.僧帽筋
僧帽筋の反射区に老廃物が固まっていると指先の血流が滞り、冷えてしまう。棒で指のつけ根からかきだしていくか、足の指を持って広げるのも有効。

僧帽筋の反射区に老廃物が固まっていると指先の血流が滞り、冷えてしまう。棒で指のつけ根からかきだしていくか、足の指を持って広げるのも有効。


 
 

【便秘、下痢(腸内環境を整える)】
小腸、大腸、肛門、直腸筋を刺激、話題の腸内環境を整える。

「症状としては便秘や下痢の反射区で、腸内環境を整えてくれるエリアともいえます」
 話題の腸内フローラまで改善されるとあっては見逃せない。
「私がこれまでにもんだ9割の方は小腸と大腸の反射区がつまっていました。汚れが積み重なりやすいので、根気よくもみ崩していきましょう」
 便秘の人は水分を多めにとることも重要だそうだ。

1.小腸+大腸
小腸と大腸の反射区は足裏の中央から少し下の広いエリア。棒に体重を乗せるようにして力を入れ、かかとへ向かって少しずつかきだしていく。

小腸と大腸の反射区は足裏の中央から少し下の広いエリア。棒に体重を乗せるようにして力を入れ、かかとへ向かって少しずつかきだしていく。

2.肛門
左足にのみある肛門の反射区。こちらも棒に体重を乗せ、奥からかきだすようにしてもみこむ。

左足にのみある肛門の反射区。こちらも棒に体重を乗せ、奥からかきだすようにしてもみこむ。


3.直腸筋
内側のくるぶしの後方から縦に伸びているのが直腸筋の反射区。足の骨に沿って、下から上へと指の腹や関節を使って少しずつかきだしていく。

内側のくるぶしの後方から縦に伸びているのが直腸筋の反射区。足の骨に沿って、下から上へと指の腹や関節を使って少しずつかきだしていく。


 

◎和智惠子さん KMR式官足法療法院・院長/ʼ86年、官有謀さんとの出会いにより、病気を克服し官足法の道へ。足もみ歴34年。著書に『からだが蘇る! 奇跡の足もみ』(宝島社)。

『クロワッサン』901号(2015年5月25日号)より

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