暮らしに役立つ、知恵がある。

 

広告

【犯罪編/感染症・生物編】サイバー犯罪、食中毒、クマに遭遇──正しく対処できる「初動」の心得

犯罪や野生生物によるトラブルは、予期せず発生するものです。突然の事態に直面しても慌てないよう正しい知識を持っておこう。危機管理アドバイザー・国崎信江さんが解説します。

イラストレーション・米村知倫 文・山口美智子

犯罪編

犯罪被害時の初動は、財産ではなく命を守ること。ただし詐欺だけは、遭ってしまったあとに対処できることが少ない。知識の量が最大の守備になる。

【犯罪編/感染症・生物編】サイバー犯罪、食中毒、クマに遭遇──正しく対処できる「初動」の心得

【サイバー犯罪】
暗証番号の変更や銀行口座の利用停止を

万が一、詐欺サイトに暗証番号や個人情報を入力してしまったら、暗証番号を変更したり、銀行口座の利用停止手続きを。「カードの不正利用などの警告めいたメールは99%詐欺。メール内のURLはクリックしないで。銀行やカード会社の公式サイトや電話で直接確認すること」

【犯罪編/感染症・生物編】サイバー犯罪、食中毒、クマに遭遇──正しく対処できる「初動」の心得

【強盗】
とにかく逆らわない、騒がない、が鉄則!

強盗に遭遇したら抵抗せずに従うことが第一。強盗の目的は“金目のモノ”なので、抵抗しなければ命の危険にさらされる可能性は低くなる。物音などで強盗に気づいたらトイレに逃げ込み鍵を閉めて110番へ。「日頃からスマートフォンを家の中でも肌身離さず身につけておくようにしましょう」

【犯罪編/感染症・生物編】サイバー犯罪、食中毒、クマに遭遇──正しく対処できる「初動」の心得

【引ったくり】
追いかけながら写真や動画を撮ること

「泥棒!」と声を上げ、周囲に助けを求めて。同時にスマホで写真や動画を撮っておくのが有効。「防音の窓が増えた今、助けを求める声が届くことはまれ。追いかけるにしても、身に危険が及ばないよう、深追いはしないこと。またスマートフォンはバッグとは別に持っておくことが大切です」

【犯罪編/感染症・生物編】サイバー犯罪、食中毒、クマに遭遇──正しく対処できる「初動」の心得

特殊詐欺、ロマンス詐欺など詐欺被害に遭ってしまったら……

昨今増えている特殊詐欺やロマンス詐欺。お金を振り込んでしまったら最後、戻ってこない。これらの詐欺に「初動」はなく、あるのは事前の備えだけ。警察のウェブサイトなどには最新の手口が載っているので把握しておこう。加えて固定電話は留守番設定にして知り合い以外の電話に出ない、出てしまった場合でも名乗らない、お金の話は疑うなどの徹底を。「もし身近な人が詐欺に遭ってしまったら、その人を絶対に責めないで。『もう、何やってるの!』のひと言は、お金を失うよりつらいもの。『大変だったね、悔しいね』と寄り添うことが今後の被害も防ぎます」

感染症・生物編

クマは走れば追ってくるし、ハチは払えば刺してくる。とっさの判断が裏目に出るのがこの分野。突然の体調不良も、まずは見極めることから。

【感染症/食中毒】
意識と呼吸を見て119か#7119に電話

命に関わるのは「呼吸をしていない」「意識がない」状態。もうろうとしている、激しい痙攣、呼吸停止なら一刻の猶予もなく、応急手当をしながら119番へ。「発熱、発疹、嘔吐が止まらないなどの症状なら、#7119番に電話しましょう。症状を伝えて指示を仰ぐのが賢明です」

【ハチ】
髪を隠し、低い姿勢でゆっくりと離れる

姿勢を低くして遠ざかろう。ハチは黒いものを襲う習性があることから、洋服などで髪を隠して。何度も刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こす要因に。「走って逃げるとハチが追いかけてきます。手で払うと攻撃されるので、刺激しないようゆっくりとその場を離れましょう」

【犯罪編/感染症・生物編】サイバー犯罪、食中毒、クマに遭遇──正しく対処できる「初動」の心得

【クマ】
あわてて逃げずに隠れる。緊急時は“たたいて応戦”

走って逃げればクマは追ってくる。「クマが鈴で逃げるというのは古い常識。アーバンベアにとって人間は食べ物で、仲間にも“食べ物がある”と伝達しています」。クマは目が悪いので、物陰に隠れ、ゆっくり遠ざかるか建物の中へ。襲われそうになったら傘や杖など持ち物でたたいて応戦を。

  • 国崎信江 さん (くにざき・のぶえ)

    危機管理アドバイザー

    危機管理教育研究所代表。防災スペシャリストとして実践的な防災・防犯対策を提唱。著書に『ぼくらの災害サバイバルBOOK』(主婦の友社)など。

『クロワッサン』1172号より

広告

  1. HOME
  2. 【犯罪編/感染症・生物編】サイバー犯罪、食中毒、クマに遭遇──正しく対処できる「初動」の心得

人気ランキング

  • 最 新
  • 週 間
  • 月 間

注目の記事

編集部のイチオシ!

オススメの連載