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ファッショニスタ・上村幸野さんに学ぶ着こなし術──ひとクセアイテムから重ね着テクまで

オリジナリティのあるファストファッションコーデで、特に大人世代から注目を集めている上村幸野さん。自分を魅力的に見せるヒントを教えてもらいました。

撮影・天日恵美子 文・恒木綾子

マイサイズではなく、どう着たいかでサイズを選ぶ

上村幸野(うえむら・ゆきの)さん(57歳)@yukino_yucchino バッグブランドディレクター。1969年生まれ。オリジナルの革バッグブランド〈yucchino(ユッキーノ)〉の企画開発、PRを手がける。https://www.yucchino.com/
〈6(ROKU)〉の赤いトップスを、同系色のボトムス&同素材のインナーで着回し。パンツは昨年の〈UNIQLO:C〉。インナーはGUのソフトシアークルーネックT
〈6(ROKU)〉の赤いトップスを、同系色のボトムス&同素材のインナーで着回し。パンツは昨年の〈UNIQLO:C〉。インナーはGUのソフトシアークルーネックT

インスタグラムを中心に「57歳の日常のコーデ」を提案しているバッグブランドディレクターの上村幸野さん。帽子やソックスを「おっとっと……」としながらフィッティングしていくチャーミングな着用動画や、ファストブランドのアイテムもたくさん取り入れた独創的でキュートな重ね着コーディネートは、世代を問わず多くのファンを集めている。

「私はもともと服が大好きなので、とにかくたくさんの服を見てきました。なので、たとえばあるショップで気に入った服を見つけても『これに1万円出すのはちょっと考えちゃうけど、似たようなものがもっと安くあの店にあったな』ってなることはありますね」

大人になると“この歳になったら上等な品を身につけないと”“ファストファッションは若い世代のもの”といった先入観で服を選びがちだけれど、上村さんのSNSを見ると、もっと自由に着たいものを着ようと思えてくる。とはいえ上手な選び方は当然ある。

「今回のコーデにインナーで取り入れたカットソーなどは、ファストブランドが得意とするアイテムなので、低価格で使えるものが多く見つかります。一方で、アウターなどちょっと目立つアイテムを買う場合は、安さよりもスタイリングが2、3パターン以上できるかどうかを考えるようにしています」

〈シティショップ〉のオーバーサイズのプルオーバーを、トップス、腰巻きの2WAYで着こなす。白Tシャツは〈H&M〉、スパンコールのブラトップとシューズ、デニムパンツは〈ZARA〉
〈シティショップ〉のオーバーサイズのプルオーバーを、トップス、腰巻きの2WAYで着こなす。白Tシャツは〈H&M〉、スパンコールのブラトップとシューズ、デニムパンツは〈ZARA〉
ファッショニスタ・上村幸野さんに学ぶ着こなし術──ひとクセアイテムから重ね着テクまで
ファッショニスタ・上村幸野さんに学ぶ着こなし術──ひとクセアイテムから重ね着テクまで
〈6(ROKU)〉のライラック色トップスに、黄色のスカート&腰巻きシャツで春らしいスタイリング。「シャツとパンプスはZARA、スカートはだいぶ前に〈スタニングルアー〉で買ったもの」
〈6(ROKU)〉のライラック色トップスに、黄色のスカート&腰巻きシャツで春らしいスタイリング。「シャツとパンプスはZARA、スカートはだいぶ前に〈スタニングルアー〉で買ったもの」
〈シティショップ〉のオーバーサイズのプルオーバーを、トップス、腰巻きの2WAYで着こなす。白Tシャツは〈H&M〉、スパンコールのブラトップとシューズ、デニムパンツは〈ZARA〉
ファッショニスタ・上村幸野さんに学ぶ着こなし術──ひとクセアイテムから重ね着テクまで
ファッショニスタ・上村幸野さんに学ぶ着こなし術──ひとクセアイテムから重ね着テクまで
〈6(ROKU)〉のライラック色トップスに、黄色のスカート&腰巻きシャツで春らしいスタイリング。「シャツとパンプスはZARA、スカートはだいぶ前に〈スタニングルアー〉で買ったもの」

「実物と違う」とならないよう自分の写真も加工しすぎない

上村さんが着こなしを投稿し始めたきっかけは、バッグデザイナーの夫が製作、自身がディレクションを手がけているバッグブランドのプロモーションのためだった。

「今も、バッグをどう見せるかをメインに考えています。だから画像や動画は、フィルターはかけていますが私の顔などは加工しすぎないようにしています。そりゃあシワは飛ばしたいですけど(笑)、年齢的にシワもないとおかしいですし、実際に会った時に『なんか全然ちゃうやん』ってなるじゃないですか。そうするとバッグも、SNSなどの写真は現物と違うのではと思われてしまいますから」

今回、披露してくれたコーディネートは、同じアイテムの着回しや得意のレイヤードスタイル。春色同士を組み合わせたり、シャツを腰に巻いたり、ブラトップを重ねたり、新感覚で真似したくなるテクニックばかり。さらに小柄な女性たちからの支持も高い151cmの上村さんは、服のサイズについても一家言持っていた。

「アイテムを選ぶ時は、その服をどう着たいかというイメージをまず考えるので、サイズ感はとても大事にしています。たとえばXSがジャストフィットのカットソーでも、袖を長めにしたり、ゆとりがあるほうが雰囲気が出せると思う場合は大きめを買ったり」

インナーとして着るのか、一番上に羽織ることもあるのかといった用途によっても選ぶサイズは変わってくる。

「また、ファストファッションはサイズ展開が多いので、『GUだったら私はMなの』というふうにマイサイズを決めている人は多いと思いますが、上着でもタイトに着たいならSだし、ちょっとオーバーに見せたかったらLやXLでもいいと思うんです」

価格やデザイン、サイズに至るまで。上村さんのように先入観や固定観念を取り払って選んでみれば、着こなしの可能性はもっと広がってくる。

〈メゾンスペシャル〉のスカートと〈ゴールデングース〉のスニーカーを合わせて。ピンクのインナーは『GU』のソフトシアーカーディガン
〈メゾンスペシャル〉のスカートと〈ゴールデングース〉のスニーカーを合わせて。ピンクのインナーは『GU』のソフトシアーカーディガン
服や小物を1点ずつ身につけていくポップで楽しい動画は、スマホスタンドを使って上村さんが一人で撮影・編集している
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色や形、サイズが豊富に揃う〈yucchino〉のバッグは、本革製とは思えない軽さ。「“革のエコバッグ”がコンセプトなので、気軽に使えます」(上村さん)
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愛用のメガネは昨シーズンのユニクロのもの。「色違いで買ったけれど、濃い色はハードになるのであまりつけてないんです」
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時計は〈ロレックス〉、リングは〈カルティエ〉や〈エルメス〉など。アクセサリーは華奢なものよりボリュームがあるほうが好み
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『クロワッサン』1166号より

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