ベランダの景色や植物で、家に居ながら山を感じる【趣味を満喫、私の贅沢な空間④】
ここで過ごす時間が生きがい──好きなものに囲まれて、心ゆくまで楽しむ。趣味に没頭するために整えた、こだわりの居場所を訪ねた。
撮影・市原慶子 文・保手濱奈美
視界を遮るものが何もなく、晴れた日には丹沢山系や富士山が見えるという。登山が趣味の村上未知さんにとって、マンションの6階に位置する自宅のベランダは、山と暮らしが繋がるとびきりお気に入りの空間だ。
「この部屋の決め手は、大きなベランダがあることでした。気候のいい時季は、ここでコーヒーやワインを飲んだり、朝ごはんを食べたり。気持ちよくて、外で過ごす時間が増えました」
広さは10畳ほど。ベランダで植物を育てるのも楽しみの一つ。
「これまでの家でも育てていましたが、10年くらい前に山登りをするようになってからは、山の植物が気になり、名前や種類を調べるように。かわいい子を見つけると同じものを園芸店などで探して、ベランダに連れて帰ってきています。新入りの『アマドコロ』は、八ヶ岳の道の駅で購入しました」
部屋の中にある本棚には、山や植物に関する本のコーナーも。
「山に登る前は、『山と高原地図』を買って、登山ルートや水場など、必要な情報を確認しておくことが大切です。せっかくならと百名山の踏破を目指して、今は59座になりました。でも、残すはかなり険しい山ばかり……。ベランダで地図を眺めながら、いつか登りたいと思いを馳せています」
『クロワッサン』1167号より
広告