【粋な東京パワースポット】回向院(両国)──昔も今も鼠小僧の墓が人気の理由は?
撮影・青木和義 イラストレーション・辛酸なめ子 構成&文・堀越和幸
日除けや冷え対策にも便利なシアーカーディガン
コットン100%で軽くて涼しい素材ながら、日差しや冷房の冷えからもしっかり守ってくれるカーディガン。これから暑くなる季節に持っておきたい、心強い1枚です。
回向院(両国)
墨田区両国2-8-10 TEL:03-3634-7776 https://ekoin.or.jp/
昔も今も鼠小僧の墓が人気の理由は?
隅田川にかかる両国橋から歩いて数分のところに回向院(えこういん)はある。江戸にはいくつかの大きな火事があったが、中でもつとに有名なのは明暦の大火(1657年)で、10万人を超える死者を出し、その犠牲者を弔うために寺が建てられた。
「両国橋のたもとに広がる空き地は幕府から火除地(避難所)に指定され何もない所だったのですが、いつもそれではもったいないということで次第に屋台や芝居小屋が立ち始めました」(滝口さん)
そうして気が付けば、両国は浅草と並ぶ江戸屈指の盛り場となったのである。
ところで辛酸さんは江戸の戯作者、山東京伝の『箱入娘面屋人魚(はこいりむすめめんやにんぎょ)』(浦島太郎の子どもが人面魚遊女になるというシュールな物語)が大好きなのだが、京伝の墓が回向院にあるとは知らなかった。
「浮世絵の鳥居清長の碑もありますよね。なぜ両国なんでしょうか?」(辛酸さん)
「盛り場になって、当時の文化人がこぞって集まってきたからです」(滝口さん)
さらに無辜の犠牲者だけではなく一部罪人の埋葬も受け入れた回向院では鼠小僧次郎吉の墓が人気だ。何でもこの墓、石を削り取って持ち帰ると勝負運が上がるということで削る人が絶えず、数え切れない墓石が削るために建立された。
お参りついでにこんなお土産
『両国 國技堂(こくぎどう)』のあんこあられ
大正7年創業。相撲にちなんだ両国らしいお菓子で人気のお店。あんこあられ480円、揚げあんこあられ500円(共に8個入り)。
『クロワッサン』1145号より
広告