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60代で始めたバレエで心身の健康をキープ。

いつか始めたいと思いながらなかなか始められない趣味や習い事。
いまこそ、挑戦してみませんか。今までとは違う、新しい自分に出会えるはずです。

撮影・三東サイ 文・嶌 陽子

“褒められるのも注意されるのも新鮮に感じて楽しいです。”

撮影協力・BALLET STUDIO SORA
撮影協力・BALLET STUDIO SORA

「練習の時に着るんです」と見せてくれたのは、明るい春色のレッスン着。きれいなものを身に着けると気分も上がる、と井戸美枝さんは楽しそうに話す。

バレエを始めたのは1年半前。引っ越した家の近くに大人向けの教室を見つけたのがきっかけだった。

バレエシューズや練習着。「普段は着ないひらひらしたスカートにときめきます」。
バレエシューズや練習着。「普段は着ないひらひらしたスカートにときめきます」。

「昔から踊りは好きで、高校生の時にダンスをやっていたことも。バレエは体幹も鍛えられるし、いつかやりたいとずっと思っていたんです」

60代で始めた新しい習い事。最初は年下のレッスン仲間と自分を比べたり、うまく踊れないことに落ち込んだりして、一時は辞めようと思ったこともあったという。

「でも、せめて1年は続けようと思って通っていたら、少しずつ前より進歩していることに気づいたんです」

現在は週に1度ほど、仕事を調整してレッスンに通っている。仕事とは全く違う世界で過ごす時間は、よい気分転換になっているようだ。

基本のポーズや動きを本でも勉強中。
基本のポーズや動きを本でも勉強中。

「先生に注意されるのも新鮮で楽しいし、少し上達すると褒めてもらえるのもうれしい。歳をとればとるほど、そういうことって少なくなってきますから」

何人かいる講師たちの美しい佇まいや、常に笑顔を絶やさない姿にも刺激をもらっているという井戸さん。自分もバレエを通じて心身の健康をキープしつつ、歳を重ねても所作が美しい女性になりたいと話す。

「これからもできるだけ長く続けられたら。当面の目標は、1曲を最後まで踊れるようになることです」

  • 井戸美枝

    井戸美枝 さん (いど・みえ)

    ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士

    講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題、年金・社会保障問題について解説している。近著に『フリーランス大全』(エクスナレッジ)がある。

『クロワッサン』1114号より

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