40代なかばで再び始めた空手で、もやもやもすっきり。
いつか始めたいと思いながらなかなか始められない趣味や習い事。
いまこそ、挑戦してみませんか。今までとは違う、新しい自分に出会えるはずです。
いまこそ、挑戦してみませんか。今までとは違う、新しい自分に出会えるはずです。
撮影・三東サイ 文・長谷川未緒
“体を動かし、声を出すことで うつうつ、もやもやがスッキリ。”
イラストレーターの柿崎こうこさんが空手と出合ったのは高校の部活動だった。卒業後は離れてしまったが、40代半ばになり、再び始めることにした。
「今思うと更年期でもあったのでしょうが、うつうつとして。友人に運動を勧められ、ラジオ体操を全力でやったらスカッとしたんです。ラジオ体操でこれほど爽快なら、と28年ぶりに空手を始めることにしました。実は高校生の頃、県代表になったこともあるんです。それまで何をしても普通だった私にとって初めての成功体験でした。その思い出もあり、つらさを解消する手段として空手に辿りついた気がします」
当時の自宅近くにあった道場を見学し、その日のうちに入会。引っ越してからも続け、週1回1時間半の練習で、心身がすっきりするのを実感している。
「礼節を重んじるところが性に合っていますし、基本動作をくり返し、声を出すことで、頭が空っぽになり気持ちが晴れ晴れします。運動強度が高く汗をかくので、体も軽くなりました。私は食いしんぼうなので、太ることを気にせず食べたり飲んだりできる体になりたかった。空手を再開して、その願いも叶いました」
ケガのリスクを軽減するため、毎晩ヨガを行うなど体のケアは欠かせないが、空手のおかげで元気が出てきた。過去に書いたことを読むのが嫌でやめていた日記も再開、今は新しい目標も。
「これからベランダを充実させたいと思っています。食べられる野菜を育てて、たわわに実らせたいですね」
『クロワッサン』1114号より
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