戸田菜穂さんの美肌と家族の元気を支える温活ルーティン。
女優の戸田菜穂さんが実践する温活を紹介します。
撮影・黒川ひろみ スタイリング・大沼こずえ ヘア&メイク・松岡奈央子 文・松本あかね
昔ながらの暖のとり方が私と家族の元気の源に。
女優の仕事をしながら、2人の小学生の女の子を育てる戸田菜穂さん。さぞ多忙ではと思いきや、内側から潤いがにじむ艶やかな肌と、いきいきした身のこなしは疲れなど感じさせない。
「冷え性ではないのですが、体にいいこと、肌にいいことが大好き。特別に何かするというより、普段の生活の中で、自分に心地いいことを心がけるのが私なりの温活と思っています」
例えばよほど寒くない限り、肌を乾燥させる暖房はつけないそう。代わりに活躍するのが一家団欒の場も兼ねるこたつ。お風呂には汗をかくまでゆっくり入り、夜10時、早い日には9時に就寝するそう。ユニークなのは、寝る前に布団乾燥機で布団を温めておく習慣で、さらに湯たんぽを入れれば暖かさも持続。入浴から睡眠までの温活ルーティンが美肌を支えているようだ。
●デザインの良さも気持ちが上がる湯たんぽたち。
「なるべく昔ながらの“暖”をとりたいと思っています。それが一番体に優しいし、心地いい。体にもいいことではないかと」
体を内側から温める汁ものも食卓によく上る。根菜たっぷりのさつま汁は、子どもの頃から食べているもの。鹿児島の郷土料理のさつま汁と少し異なり、鶏肉ではなく豚肉を使う。それに柑橘の果汁や皮を添えるのが戸田さん風だ。そのほか鶏肉と生姜、にんにく、ねぎのスープもよく作る。
●さつまいも、大根、にんじんなど。母から受けついださつま汁。
「生姜やにんにくは普段から料理にたっぷり使います。体を温めるし、パワーがみなぎる感じがします」
台所にいる時間が好き、と戸田さん。
「私、いつまでも健康でいたいんです。子どもたちには長生きしてもらいたいから、体のベースを作るためにも、台所に立つことが私の仕事かな」
これからの季節、戸田家の“台所温活”もいよいよ本番を迎えそうだ。
ニット3万5200円(レキップ TEL.03・6861・7698) イヤリング2万4970円(テイクアップ TEL.03・3462・4771)
『クロワッサン』1106号より
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