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【いつものおかず編】くいしんぼうの「簡単でおいしい」6つのレシピ。

簡単、いつもの、ひと皿。
でも、ちょっと気の利いたレシピが知りたい……
そんなときには、おいしいもの好きに聞くのが何より早道!

構成&文・中條裕子

三東サイさんのゆで鶏

【いつものおかず編】くいしんぼうの「簡単でおいしい」6つのレシピ。

とりあえずこれさえあれば、という応用も利く常備菜です。

鶏肉に塩をふって一晩寝かせ、余分な水分を拭き取ってからゆでます。鍋に放り込んでおくだけ。ねぎ、ごま油、塩、酒を手でもんだものをかけたり、汎用性の高い常備菜。

髙山泰子さんの手羽中の塩水漬け

パリパリの皮もたまりません。
パリパリの皮もたまりません。

塩水に鶏肉を漬けておき、グリルで焼くだけの簡単さ。

テレビ番組『家事ヤロウ!!!』で観たレシピは手羽先でしたが、私は火が通りやすいよう手羽中で。塩小さじ1を加えた水100mlと手羽中をチャック付き保存袋に入れ、冷蔵庫で1時間。魚焼きグリルにししゃもなどとのせて、焼いて食べています。とても簡単。

髙山泰子さんのそばつゆ鍋

【いつものおかず編】くいしんぼうの「簡単でおいしい」6つのレシピ。

しゃぶしゃぶくらいの薄い豚肉も、軽い食べ心地でおすすめ。

ガス台で作って食卓へ出してもよし、数人で食べるときは卓上で鍋の感じで食べても。濃さを好みに合わせたそばつゆを土鍋で熱し、薄切りの豚肉を入れて火が通ったら、ざく切りのにらをバサッと。仕上げにちぎった焼きのりをのせ、出汁ごといただきます。

ツレヅレハナコさんのポルトガル風焼きいわしのハーブ添えプレート

ほんのちょっと風味を足すだけ。
ほんのちょっと風味を足すだけ。

いつものいわしの塩焼きがワインによく合うひと皿に。

炭火焼きしたいわしにパクチーなどをのせて、オリーブオイルとレモンをかける食べ方をポルトガルで知り、日本でも真似しています。ゆでたじゃがいもなどを添えても。尾頭付きで焼くと現地っぽい。

ダイモンナオさんの筍と豚肉の実山椒煮

ぜひ実山椒を入れてみて!
ぜひ実山椒を入れてみて!

シビれる辛さの実山椒が入って、ご飯もお酒も思わずすすむ味。

料理家の小平泰子さんにごちそうになった筍料理が気に入って、マネて簡単に作ってみたもの。豚こまと筍を出汁、醤油、みりんで適当に炒め煮し、実山椒と三つ葉も加えて。お酒にも、ご飯にも合います。

ダイモンナオさんの鶏軟骨と砂肝の米粉揚げ

【いつものおかず編】くいしんぼうの「簡単でおいしい」6つのレシピ。

下味しっかりなので、このままバクバクいけます。

鶏軟骨と砂肝を生姜醤油で和えて米粉をまぶし、少量の米油で揚げ焼き。上賀茂の野菜売りのおばちゃんから買ったスナップエンドウを素揚げしてパクチーとともに。

  • 三東サイ さん (さんとう・さい)

    カメラマン

    雑誌『オリーブ』専属カメラアシスタントを経て、ファッションフォトグラファー・恩田義則氏に師事。人物や料理写真を中心に活躍中。

  • 髙山泰子 さん (たかやま・やすこ)

    「プレインピープル」エグゼクティブアドバイザー

    ファッションを主体としたライフスタイルストア「プレインピープル」の創設者。マルシェや器のポップアップストアも不定期で開催。

  • ツレヅレハナコ さん

    文筆家

    食と酒と旅を愛する文筆家。近著に『お酒好きに捧ぐツレヅレハナコのおいしい名店旅行記』(世界文化社)。最近ハマっているのは生おから。インスタ:@turehana1

  • ダイモンナオ さん

    イラストレーター

    絵を描く仕事をしつつ、京都の町家でアトリエ兼宿泊施設兼イベントスペース「草と本」を運営。無添加素材で、簡単においしい料理を日々に。インスタ:@kusatohon

『クロワッサン』1091号より

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