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「つくおき」nozomiさんの作り置きを支える循環型の冷蔵庫使い。

冷蔵庫は使い方次第で、毎日の料理や台所仕事がぐっと楽になる魔法の箱。食材の保存と活用、収納法まで、nozomiさんに工夫を聞きました。

撮影・青木和義 文・黒澤 彩 構成・堀越和幸

(写真左)側面はマグネットタイプのフックで道具掛けに。「本当は側面に何もつけたくないのですが、収納が少ないのでこちらに」
(写真左)側面はマグネットタイプのフックで道具掛けに。「本当は側面に何もつけたくないのですが、収納が少ないのでこちらに」

1週間分をまとめて作り置きする「つくおき」が共感を呼んでいるnozomiさん。冷蔵室を開けると、目の高さにはいろいろなおかずがずらり。

「開けたときにラベルがぱっと見える段がおかずの定位置。基本はできた順から右側に寄せていき、新しく作ったものは左に入れます」

おかずスペースが空いてきたら買い出しどき。

副菜になる野菜のおかずは多めに常備。冷蔵庫から出して盛り付けるだけ。オクラのうま塩漬け(右)と、ごぼうのから揚げ(左)。
副菜になる野菜のおかずは多めに常備。冷蔵庫から出して盛り付けるだけ。オクラのうま塩漬け(右)と、ごぼうのから揚げ(左)。
(品名と日付を書いてラベリング。)作ったものはホーローやガラス容器で冷蔵保存。開けたとき一目でわかるようにマスキングテープに中身と日付を書いて貼っておく。
(品名と日付を書いてラベリング。)作ったものはホーローやガラス容器で冷蔵保存。開けたとき一目でわかるようにマスキングテープに中身と日付を書いて貼っておく。

買った肉や魚はそのまま、あるいは下処理をした状態で冷凍室へ。茹で野菜などもひとまず冷凍しておき、休日に約1週間分をまとめて料理する。

(ご飯は急冷コーナー経由で冷凍。)炊き立てのご飯は急冷コーナーで素早く冷やしてから冷凍室へ。黒い容器が大人用の玄米・麦飯、白い容器が子ども用の白いご飯。
(ご飯は急冷コーナー経由で冷凍。)炊き立てのご飯は急冷コーナーで素早く冷やしてから冷凍室へ。黒い容器が大人用の玄米・麦飯、白い容器が子ども用の白いご飯。

写真のように冷蔵室に作り置きが並んでいるときは、食材を保存するスペースはやや空いていて、作り置きのストックがなくなる頃には肉や野菜が満タンに。

(下ごしらえをした食材や肉類。)家族はほぼ触らず、nozomiさんだけが開ける場所。買ってきた肉や下ごしらえまで済んでいる肉魚などは主にこちらに。
(下ごしらえをした食材や肉類。)家族はほぼ触らず、nozomiさんだけが開ける場所。買ってきた肉や下ごしらえまで済んでいる肉魚などは主にこちらに。

食材と作ったものが庫内できれいに循環する仕組みだ。

(ほぼ調理済みのものと主食類。)家族が毎日取り出すパンやアイスはわかりやすく定位置に。調理済みで温め直せば食べられるもの、茹でた野菜などもびっしり。
(ほぼ調理済みのものと主食類。)家族が毎日取り出すパンやアイスはわかりやすく定位置に。調理済みで温め直せば食べられるもの、茹でた野菜などもびっしり。

「おかずの場所を決めることで自然とそういうサイクルができて、冷蔵庫の中身も把握しやすくなりました。食材を無駄なく使い切るのも“つくおき生活”のポイント。冷蔵庫内で化石にならないように(笑)気をつけています」

  • のぞみ

    のぞみ さん

    レシピサイト「つくおき」運営/管理人

    シリーズの書籍は累計120万部を超えるベストセラーに。最新刊は『家族のつくおき』(主婦の友社)。

『クロワッサン』1069号より

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