血流を促進して頭皮を健康にするためのマッサージや食習慣、エクササイズ。
撮影・青木和義 イラストレーション・イオクサツキ
気づいたときに押して、揉んで。 頭の血巡りは美肌にも効果あり。
「在宅生活でついついパソコン、スマホを長時間利用していませんか。目の疲れや肩こりがあるようなら、大抵頭皮も強ばっています。机に向かっているときにできるマッサージを3種類紹介しますので、気づいたときにいつでも行ってみてください」と、ヘアケアリスト(毛髪診断士)の余慶尚美さん。
耳周りはリンパと血管がたくさん走っている場所。普段あまり触って動かすことのない部分だが、引っ張ったり、押すことで頭皮の血流アップと顔のむくみ解消にも効果が期待できる。
「おでこは日々酷使している目の筋肉と繋がっています。目の疲労は頭皮の強ばり、額のシワにも直結しています。また百会は自律神経と繋がる経路の中心。レンゲなどの柄を使って押すのも疲れなくておすすめです」
耳周りから一気に血流をアップ!
(1)指で耳の上部をつまみ、斜め上に5秒ほど引っ張る。耳の真ん中、耳たぶも同様にゆっくりと引っ張る。各部位を3回ずつ繰り返す。
(2)人差し指と中指で耳を挟み、耳の後ろやこめかみ側もほぐし、強めに圧をかけながら血流を流すように首から鎖骨まで手を動かす。
おでこと側頭部をほぐし、眼精疲労を予防。
(1)眉の上から、髪の生え際までをこぶしでぎゅーっと押す。指の第二関節を当てながら少し痛くて心地よいくらいの圧をかける。
(2)こめかみから耳周辺の側頭部も同様にこぶしで押してほぐす。力を入れて押すときも息を止めずに、深く呼吸するように心がけて。
百会周辺を押して、薄毛や抜け毛対策を。
(1)耳の先端から頭頂部につながるラインと顔の中心からの正中線が交わる百会と周辺を、中指の腹を使い3秒ほど押して離す、を繰り返す。
(2)頭の上で指を組み、両手の付け根を頭に当て、両側から引き上げて3秒キープ。少しずつ手を動かしながら頭頂部全体をほぐす。
肌と同様に、頭皮に美容液を。 マッサージしながら使ってみて。
「頭皮が乾燥して硬くなっていたら、しなやかな髪が生まれないのは当たり前。汚れが落ちている頭皮に美容液を朝晩2回つけて、栄養を与えてください」
マッサージはリンパドレナージュ(参考記事)でも、百会を刺激する、上のイラストの方法でもよい。
「顔を直接押すマッサージより、頭皮のマッサージのほうが肌への刺激が少なく、おすすめです。スカルプカッサのついたくしで頭皮を押すのもいいですね」
頭皮美容液は特に薄毛、抜け毛の気になる部分につけ、指の腹でよく頭皮にすり込んで。さらにマッサージをすることによって、血行促進と保湿のダブル効果が得られ、頭皮環境が整う。
美容液で頭皮を整え、巡りをよくしよう。
独自に開発した生体内薬用成分「アデノシン」を配合。新しい毛が生まれるまでの休止毛の時間を短くして毛髪の生まれ変わりを促進する美容液。
女性ホルモンの低下による薄毛にアプローチし、頭皮の血行を促して潤いを与えるローション。
頭皮フケや頭皮の痒みを防ぎ、根本的な頭皮バランスを取り戻すよう働きかける美容液。
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