「落語を知らない人生はもったいない!」と、力説するのは、テレビでもおなじみの落語家、林家たい平さん。かつてはどの町内にも1、2軒は寄席があり、落語は浴衣姿で夕涼みがてら出かけるという身近な存在だった。数は少なくなっても寄席は今でも毎日開いているし、普段着でふらりと訪れて楽しめることに変わりはない。
「僕が落語に出合ったのは大学生のときですが、もっと早くに出合いたかった。ライブや映画など、世にはたくさんの娯楽がありますが、落語も選択肢の一つになるといいですよね」
落語を知ると人生が豊かになる、とはたい平師匠の実感。その魅力に迫る。