疲労回復の働きを持つビタミンB1が豊富な豚肉と白菜のスープは、それだけで体を温めてくれますが、さらに葛粉でとろみをつければ、最後まで温かいスープを楽しめます。
このレシピのポイントは、片栗粉ではなく葛粉を使う点。風邪のひき始めによく飲まれている漢方薬の「葛根湯(かっこんとう)」が葛の根から作られていることからもわかるように、葛には体を温める働きがあり、さらにそのとろみがのどの粘膜を守ってくれるため、日本では昔から風邪でのどが腫れたときに葛湯を飲んできました。
さらに、大豆にも含まれているイソフラボンやサポニンが豊富で、更年期を迎えた女性にとっても理想的な食材です。
ただし、市販されている葛粉にはデンプンの粉を混ぜているものもありますので、購入の際は表示をよく読んで注意しましょう。