いつもの鶏の唐揚げがガラリと変わる、簡単スパイス料理【山田英季さんのレシピ】
香りが変われば、いつもの料理の印象もガラリと変わる。スパイスをもっと自由に普段使いするための初級編。
撮影・小林キユウ 文・葛山あかね
鶏の唐揚げ+シナモン
優しく甘い香りでスナック感覚に。
【材料(2人分)】
鶏もも肉1枚
小麦粉大さじ2
片栗粉大さじ1
揚げ油適量
レモン適量
A[レモン汁大さじ2、塩小さじ1/3、白こしょう少々、シナモンパウダー少々、ごま油大さじ1]
【作り方】
1.鶏肉はひとくち大に切る。
2.ボウルに鶏肉とAを入れ、軽く揉み込み冷蔵庫で1時間おく。
3.2に小麦粉と片栗粉を合わせたものをつけて170度の揚げ油で4分半揚げる。
4.器に盛り付け、シナモンをひとふり(分量外)して、レモンを添える。
もっと手軽にスパイス料理。
「日常的にスパイスを上手に使いこなそうと思ったら、スパイス味の料理にはしないこと。これがミソです」
スパイス使いに長けた山田英季さんの言葉に一瞬「そうなの?」と耳を疑いつつも続きを聞くと、「とくに日本人はスパイス感が強すぎれば途中で飽きてしまったり、食べづらかったりして、また作ろうとは思わないでしょう。だから、まずはスパイスそれぞれの個性を知ることから始めましょう」。
今回、教えてくれたのはおなじみの家庭料理。いつもの味にプラスするからこそ、スパイスの味や香りがよく分かるし、個性を知れば、スパイス料理の幅がもっと広がります。
『クロワッサン』1045号より