体重は変わらないのに、30代で買ったブラが合わない気がします。
そこで、40代以降の女性が抱えがちな代表的な悩みに合わせて、最新版の快適下着をご紹介。インナーウエアコンサルタントのおぬまともこさん、ランジェリーライターの川原好恵さんから教わります。
撮影・多田 寛 イラストレーション・イオクサツキ 文・板倉みきこ
【お悩み】体重は変わらないのに、30代で買ったブラが合わない気がします。
A.形も弾力も変化した、今のバストに合うブラをつけるべき。
「弾力を失い、肉質が柔らかくなって下垂した大人のバストに、若い人向けのブラは合いません」(インナーウエアコンサルタント・おぬまともこさん)
老化は誰もが避けられないものだけど、ターニングポイントは40代。30代までは理想的なバストを維持できていた人にも、初期老化(下図)は訪れる。
「自分に合ったブラジャーをつけないと、老化を加速させたり、ストレスの原因に。40代以降は、理想のバストを作るのではなく、今の状態を優しく整えてくれるものを選ぶことが大事」(ランジェリーライター・川原好恵さん)
さらにフィット感を増すため、ブラを正しくつけることも忘れずに。
バストの老化・初期
若い頃の理想のバストは全体的に丸みがあり、肉質にも弾力がある。老化が始まると、最初はデコルテのボリューム、バストの上部がそげてくる。原因はホルモンバランスの変化や、重力や揺れなどの刺激。もともとのバストのボリュームにより下垂の程度も変わる。
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バストの老化・進行
下垂気味(初期)→下垂度小→下垂度中→下垂度大と着実に老化が進行していく。バスト下部がたわみ、乳頭が下向きになり、外に流れてバスト自体が下がる。図は下垂度大の状態。進行度合いでサイズも形も変わるので、それに合わせたブラを選ぶ必要がある。
40代からの正しいブラのつけ方
前屈みになり、下垂したバストをすくうように。
お辞儀をするように前屈みになり、バストや脇の肉をしっかり収めてつけるのが基本。特に下垂したバストは、ブラのカップの中に収まるよう、すくい取って持ち上げるイメージでつけて。ブラカップの下辺を、バストの下辺にしっかり合わせよう。ブラは同じサイズでもフィット感は個々で違うので、新調するときは面倒がらずに試着して。