年々増加している訪日外国人。そのうちベジタリアンの数は約150万人もいるのをご存知でしょうか。その市場規模は約468億円といわれ確実に需要があるものの、仕入れや商品開発、余った場合のフードロスといった課題からそのニーズに対応しきれていないのが現状です。
「大豆を使った食品など、日本に昔から普通にある食べ物は、いま世界から注目され投資対象になっています」と語るのは、九州大学グローバルイノベーションセンター客員教授で工学博士の並木幸久さん。精進料理などベジタリアンフードの長い歴史を持つ日本。世界のベジタリアン市場における和食の可能性にもっとも気づいていないのが、当の日本人だとか。