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塩ぼたもち【ビジンサマレシピ】

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山に住んでいると伝えられているビジンサマという神様。そのお膝元である信州から、体に優しい食材を使い、卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を、地産地消料理研究家の中村恭子さんに紹介してもらいます。

レシピ提供:中村恭子

私の暮らしている蓼科では、地元の年配の方が子供の頃に食べていたぼたもちは塩味だったそうです。

日頃からお砂糖を控えている私としては、どんなものか気になって作るようになりました。お味はというと、噛むほどにもち米と小豆の甘みが感じられて美味しいです。

お好みでそのまま食べても良いですし、少量のお砂糖や黒蜜をかけて甘じょっぱさのメリハリを利かせて食べたり、きな粉をかけたりしても美味しいですよ。

そもそもお砂糖は長いこと非常に高価な食材だったため、江戸時代中期以前までのぼたもちは塩味だったのだとか。
お砂糖が安く出回るようになり、甘い味付けが一般的になりましたが、現代はお砂糖を控えている人も多いようですので、塩ぼたもちが見直されるかもしれませんね。

というわけで、今回のビジンサマレシピは、地元の女性に教わった塩味のぼた餅をご紹介いたします。

この春のお彼岸には、塩ぼたもちを作ってみませんか?

塩ぼたもち

塩ぼたもち【ビジンサマレシピ】

〈材料〉
もち米 2合 
水 360cc

小豆 150g
水 小豆の3倍量を2回分(茹でこぼし用と煮る用)
塩 小さじ1/3~1/2くらい お好みで加減してください

〈作り方〉

1. もち米を研いで、1時間ほど給水します。
2. 給水したもち米の水気を切り、炊飯器に分量の水を入れて炊きます。炊き上がったら20等分に丸めます(手に水をつけて作業するとくっつきにくい)。
3. 小豆を洗います。鍋に小豆とその3倍の水を入れて火にかけ、煮立ったら10分ほど煮てから湯を切ります(=茹でこぼす)。
4. 鍋を洗ってから小豆を戻し入れ、小豆の3倍量の水を入れて中火にかけ、沸騰してきたら火を弱めアクは都度取るようにします。水が足りなくなったら足してください。
5. 小豆が柔らかく煮えたら、少し火を強めて好みの柔らかさに炊き上げます。仕上げに塩を加えて混ぜ合わせます。
6. 小豆が冷めたら、20等分にし丸めたもち米を包みます。

「ビジンサマレシピ」について

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。

蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。

信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?

中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市…

中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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