私の暮らしている蓼科では、地元の年配の方が子供の頃に食べていたぼたもちは塩味だったそうです。
日頃からお砂糖を控えている私としては、どんなものか気になって作るようになりました。お味はというと、噛むほどにもち米と小豆の甘みが感じられて美味しいです。
お好みでそのまま食べても良いですし、少量のお砂糖や黒蜜をかけて甘じょっぱさのメリハリを利かせて食べたり、きな粉をかけたりしても美味しいですよ。
そもそもお砂糖は長いこと非常に高価な食材だったため、江戸時代中期以前までのぼたもちは塩味だったのだとか。
お砂糖が安く出回るようになり、甘い味付けが一般的になりましたが、現代はお砂糖を控えている人も多いようですので、塩ぼたもちが見直されるかもしれませんね。
というわけで、今回のビジンサマレシピは、地元の女性に教わった塩味のぼた餅をご紹介いたします。
この春のお彼岸には、塩ぼたもちを作ってみませんか?