くらし

アレンジ自在、豆乳カッテージチーズ(風)【ビジンサマレシピ】

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山に住んでいると伝えられているビジンサマという神様。そのお膝元である信州から、体に優しい食材を使い、卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を、地産地消料理研究家の中村恭子さんに紹介してもらいます。
  • レシピ提供:中村恭子

新しい年となりました。
本年も、信州の蓼科高原よりビジンサマレシピをお届けできることに心よりお礼を申し上げます。


ビジンサマレシピは、今日はゆっくり休みたいな、という時にこそ作っていただきたいレシピです。旬の野菜や果物と植物性の食材を組み合わせ、昔ながらの調味料で仕上げる優しい味わいが、日々忙しい毎日を送られている方の心と体を、穏やかに整えてくれることを願いお届けしています。
2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

まずは、目から心の栄養!
ということで、卯年にぴったりの絵をご紹介します。

長野県諏訪市ご出身で、国際的な賞をいくつも受賞され世界で活躍されている酒井慶二郎画伯の作品です。兎の
愛らしい表情、キラキラと輝く毛並み、画伯の視点が優しく光や美しいものを捉えているということが伝わってくるような気がいたします。


3月には、東京都日本橋の小津和紙ギャラリーにて個展を開催されるそうですので、ご興味がありましたらぜひお出かけになってみて下さいね。
https://www.ozuwashi.net/gallery.html



それでは、今年最初のレシピ、豆乳で作るカッテージチーズ(風)のご紹介をします。

豆乳で作るカッテージチーズ(風)

材料は、豆乳とレモン果汁とお塩だけ。
今回は、いただきものの広島産レモンを使いました。もちろん市販のレモン果汁でも大丈夫です。



私はドライフルーツとナッツとあえ、シナモンに蜂蜜で甘みをつけてディップ風の一品にしたり、

蒸し焼きにした野菜にハーブソルト、粗挽きコショウ、オリーブオイルをたっぷりかけて食べるのがお気に入りです。

お好みの野菜やフルーツと合わせてアレンジをお楽しみ下さい。

<作りやすい分量>
無調整豆乳 500cc
レモン果汁 30cc(大さじ2)
塩 小さじ1/4

<作り方>

1.無調整豆乳を鍋に入れ湯気が盛んにたつくらいまで温めます(沸騰させないこと)。

2. レモン果汁を加えてホイッパーなどで手早く混ぜます。

3. 画像のように分離したら、晒しをかけたザルにあけ水気を切ります。

4. 粗熱が取れたら、好みの状態まで水気を絞り、塩を加えて混ぜ合わせます。

「ビジンサマレシピ」について

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。

蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。

信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?

中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。

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