多忙なのに元気な大下容子さん(テレビ朝日アナウンサー)の習慣とは。
撮影・MEGUMI 文・長谷川未緒
仕事前にジムで行うストレッチで、心も体も健康に。
「仕事柄、風邪をひいて声が枯れたり、頭がぼうっとしてとっさの受け答えができなかったりすると大変です。手軽にできる健康法を耳にしたら、普段から何でも試してみています」
と語るのは、20年以上にわたり、月曜日から金曜日まで、生放送の帯番組で進行役を務めている大下容子さん。中でも気に入って続けているのは、友人に勧められた粉末の緑茶だ。
「常温の水に粉末緑茶を溶いたもので、水分補給します。シャンとしたいときは濃くなど調節できてのども潤いますし、腸内環境にもいいように思います」
これに加えて、朝晩うがいを欠かさずに行い、就寝時には首元にタオルを巻いて、冷気が首回りや肩先から入ってこないよう用心している。
「ある俳優さんから“念入りにうがいしている”と聞いて以来真似しています。首にタオルを巻いて寝るのは、子どもの頃好きだった歌手がテレビで話していたのを、アナウンサーになってから思い出して(笑)。どちらも風邪予防に役立っている気がします」
水溶き粉末緑茶を水代わりに。
早寝・早起きの規則正しい生活で健やかに。
仕事のため、朝4時すぎに起床し、夜10時前には就寝する生活を、もう何年も送っている大下さん。友人と会う約束も金曜の夜限定で、早寝・早起きが健康の基盤だ。大学進学で上京する際、内科医だった父から
「規則正しい生活は体に負担をかけないんだよ」と言われたことも、影響している。
「30代半ばくらいまではあまり気に留めていませんでしたが、近頃、寝るのが少し遅くなっただけで疲れやすくなり、父の言ったとおりだなと。シフトの仕事だと難しいところですが、私は幸い、毎日決まったスケジュールなので、食事時間を一定にするなど内臓に優しくありたいと思っています」
いつも朗らかな姿が印象的だが、生放送に出演し続けるストレスもあるだろう。その解消法は、仕事前のジム通いなのだという。
「以前は30分くらい走っていましたが、最近は15分くらいストレッチして終わりという日も。でもやるのとやらないのとでは、大違いなんです」
体を少し動かし、「今日もサボらなかったゾ!」と機嫌よく仕事場に向かうのが10年以上続ける大切な健康習慣。
「これからも無理せず(笑)、心も体も健康でいたいですね」
『クロワッサン』1008号より