普段から食事や運動には気を付けているのに、慢性的な不調があるという富永美樹さん。東京・赤坂のサロン『フォルトゥーナ』で院長を務める志水剛志さんのもとを訪ね、初めての〝距骨調整〞を体験します。
志水剛志さん(以下、志水) 日頃感じている不調はなんですか?
富永美樹さん(以下、富永) 一番は、肩から首にかけてのコリですね。肩から上が常にズド〜ンと重くて、頭痛がしてくることさえあります。
志水 もしかして腰痛もお持ちでは?
富永 はい、そのとおりです。移動など、座りっぱなしでいることが多いからでしょうか。あとは、冷えがひどく、真夏でも手先がひんやり。
志水 先ほど、立ち姿を見させていただいたのですが、左半身が内側にねじれていますね。(鏡を見ながら)ほら、左側の股関節から足首までのラインにカーブがかかって、外側が張りだしていますよね。
富永 確かに。まさか、それが肩こりや腰痛の原因なのでしょうか?
志水 足首に「距骨」という骨があって、そこからの歪みのようです。あちこちに影響していると考えられます。
富永 距骨? 初めて耳にしました。
志水 体の前後左右のバランスに関係する重要な骨です。すねとかかとの骨の間にブロックのように挟まっているのですが、富永さんは、距骨が脛骨に食い込むように後ろに傾いていますね。
富永 え、本当に!?足首に違和感や痛みを感じたことはないのですが。
志水 それは、距骨がどの筋肉ともつながっていないため、感覚ではほとんどわからないのです。