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【すっきり暮らす】好きなものに囲まれて、
心地よく暮らす片付けのメソッド(後編)。

モノがいろいろあってもすっきり素敵に暮らしている人がいます。でも、私たちと同じように散らかる要素があるはず。ではどんな工夫をしているのか。そのコツを取材させていただきました。後編です。

使っている最中はどうしても散らかるけれど、終わればサッと片づくように収納を工夫。右手に写っているのは、現在作業台として使っているテーブル。

使っている最中はどうしても散らかるけれど、終わればサッと片づくように収納を工夫。右手に写っているのは、現在作業台として使っているテーブル。

米農家の山﨑瑞弥さんは、夫婦二人三脚で無農薬の米を作り、顔が見える関係を大切にしながら直接販売をしています。学生時代には工業デザインを学び、前職は彫金の仕事に就いていた経歴の持ち主。

山﨑家の毎日は、午前中は早朝から田んぼの世話をし、午後に出荷作業をして、夕方から配達に出るという忙しさ。子どももいるので、片づけはたいへんなはず。いちばん散らかりがちなものを尋ねてみると、「仕事まわりの伝票や事務用品ですかね」との答え。取引先のショップやお客様に個別出荷をしているため、その作業中はどうしても物が出しっぱなしになる。
「以前はキッチン横のテーブルで食事をしていたんですが、ここで出荷作業をするし、子どもの机とパソコンコーナーも近くにあるから、物も人口も集中して(笑)。いっそのこと、ワークスペースにしようと、食事用には別のテーブルを作ってリビングに置きました」

 

持ち運びができて、子どもが開けにくい収納箱が便利。

アイロンや裁縫道具など、子どもに触れてほしくないものを収納。

アイロンや裁縫道具など、子どもに触れてほしくないものを収納。

イベント時は仕事道具を入 れ、箱ごと持ち出すことも。『松野屋』の「大工の道具箱」を活用。

イベント時は仕事道具を入
れ、箱ごと持ち出すことも。『松野屋』の「大工の道具箱」を活用。


 
増えがちな本は、階段に本棚を造りつけて解決。
階段に座って本が読めるところも気に入っている。子どもたちは本が大好きで、取材の日は宮沢賢治の『雨ニモマケズ』を朗読してくれた。

階段に座って本が読めるところも気に入っている。子どもたちは本が大好きで、取材の日は宮沢賢治の『雨ニモマケズ』を朗読してくれた。

子どものプリントは「吊す」がちょうどいい!
壁の飾り棚の下に、『イケア』で買ったキッチンツール用のポールをつけ、カーテンクリップを利用。見やすくて、そこまで乱雑にならないのがよい。

壁の飾り棚の下に、『イケア』で買ったキッチンツール用のポールをつけ、カーテンクリップを利用。見やすくて、そこまで乱雑にならないのがよい。


 

作業台の下は、収納に有効活用。

作業台にしているテーブルの下に引き出しを置き、たくさんの事務用品を収めている。

作業台にしているテーブルの下に引き出しを置き、たくさんの事務用品を収めている。

引き出しの反対側のスペースは、子どもたちの本とランドセルの置き場所に。

引き出しの反対側のスペースは、子どもたちの本とランドセルの置き場所に。


【すっきり暮らす】好きなものに囲まれて、
心地よく暮らす片付けのメソッド。前編はこちらから。
https://croissant-online.jp/topics/37441/

 

◎山﨑瑞弥さん 茨城に田んぼを持つ米農家の6代目である夫と、小学3年生の長男、3歳の長女、母との5人暮らし。著書に『お米やま家のまんぷくごはん』(主婦と生活社)。

『クロワッサン』909号(2015年10月10日号)より

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