くらし

【葛西・西葛西で味の世界旅行】インド人の住む街。日本のインディアンタウン。

世界中の美食が集まる東京の中でも、異国情緒が濃厚に味わえる3つの街をクローズアップ。プチトリップ気分で、おいしい世界旅行に出かけよう。
  • 撮影・村上未知 文・嶺月香里 マップ製作・竹中聡司
地図上★はインド料理店。駅前を中心に、住宅街にまで店が点在しているのがこのエリアの特徴。ビリヤニが美味、南インド専門、など各店に個性がありハシゴしたくなる。

東京メトロ東西線で日本橋から約15分。東京の最も東に位置する葛西エリアは、カレーの香りが漂ってくるほどインド料理店や食材店が点在し、道行く人にもインド人の姿が多い。きっかけは2000年問題の解決のためにインドからエンジニアが大勢、来日し、これを西葛西で誘致。在日インド人が一気に増えたが、料理のできない男性単身者やベジタリアンが多く、食べられる店がないと困っていたそう。そこで本格的なインド料理店や家庭料理の店が誕生し始めたのだ。一流ホテルで腕をふるっていたインド人シェフが作る『カルカッタ』に、インド人が毎日食べるような体に優しい家庭料理の『レカ』、昨今流行りのインド式中華を出す『ムンバイパレス』など、いろいろなタイプの店が揃い、スパイスマニアからも熱い視線を集めている。

ムンバイパレス インドレストラン

インドで生まれた チャイニーズ! 右・とろみのある醤油仕立ての〈野菜マンチョウスープ〉(Full)450円、左・パラパラのバスマティライスを炒めた〈チキンシェズワン炒飯〉1,050円。パンチのある辛さでビリヤニとはまた違ったおいしさ。
〈海老マンチュリアン〉1,050円(すべて税込)。丸めた海老を天ぷらのように揚げ、ガーリックをきかせたチリソースで炒めたもの。
日本語堪能なスタッフが迎えてくれる。西葛西駅南口には本店『ムンバイキッチン』が。
インドで生まれた チャイニーズ! 右・とろみのある醤油仕立ての〈野菜マンチョウスープ〉(Full)450円、左・パラパラのバスマティライスを炒めた〈チキンシェズワン炒飯〉1,050円。パンチのある辛さでビリヤニとはまた違ったおいしさ。
〈海老マンチュリアン〉1,050円(すべて税込)。丸めた海老を天ぷらのように揚げ、ガーリックをきかせたチリソースで炒めたもの。
日本語堪能なスタッフが迎えてくれる。西葛西駅南口には本店『ムンバイキッチン』が。

新ジャンルの料理として人気を集めるインド式中華。

北インドから南インド料理まで、迷うほどたくさんのメニューが並ぶが、ここでは「インド式中華」に注目したい。インド式中華とは、インドに移住した中国人による料理を、インド人好みにアレンジしたもの。青唐辛子やしょうがなど香味野菜をふんだんに使ったシェズワン(四川風)ソースで作るバスマティライスのチャーハンや、衣にスパイスをきかせた揚げ物をチリソースで炒めたマンチュリアン(満州風)など。2つの国のいいとこ取りといった新感覚の味は、インド料理通の日本人を中心にじわじわとファンを増やしている。

東京都江戸川区西葛西5-8-19 エクセレントビル1F TEL.03-5658-4028 営業時間:11時~15時、17時~23時(22時30分LO) 無休 ※グランドメニューは昼夜OK。

カフェ&印度家庭料理店 レカ 葛西本店

名物のビリヤニを中心に、日替わり4種のカレー(魚、 肉、野菜、豆)、ライタ、チャパティ、スイーツと、店の魅力が一皿で味わえる〈ベリー・スペシャルセット〉1,600円(税込)。
インド食材も販売。レカさんがインドの布で縫製した洋服も並ぶ。
〈サブダナ・キチュディ〉500円(税込)。独特の食感がクセになる、クミンやナッツたっぷりのタピオカ炒めは、断食の日に食べるデトックスフードだそう。
「辛さ、甘さ、酸味の 調和を味わって。」笑顔に癒やされるママのレカさん。
名物のビリヤニを中心に、日替わり4種のカレー(魚、 肉、野菜、豆)、ライタ、チャパティ、スイーツと、店の魅力が一皿で味わえる〈ベリー・スペシャルセット〉1,600円(税込)。
インド食材も販売。レカさんがインドの布で縫製した洋服も並ぶ。
〈サブダナ・キチュディ〉500円(税込)。独特の食感がクセになる、クミンやナッツたっぷりのタピオカ炒めは、断食の日に食べるデトックスフードだそう。
「辛さ、甘さ、酸味の 調和を味わって。」笑顔に癒やされるママのレカさん。

スパイシーでヘルシー。素朴で優しいおふくろの味。

日本では珍しい、西インド(ムンバイ、プネ)地方の家庭料理店。古都であるプネ周辺は、甘辛酸のバランスがいい、素材の味やスパイスの風味を活かした上品な味が特徴で、オイルをほぼ使っていないから、たくさん食べても重くなくヘルシー。毎日30種以上ものスパイスを挽き、充分に煮込んで甘みや旨みを引き出すカレーに、マリネしたチキンと一緒に炊き込む伝統的なスタイルのビリヤニ、注文が入ってから焼くチャパティや種類豊富な手作りスイーツなど、ほかでは食べられないオンリーワンの味が勢揃い。多彩なスパイスの競演を堪能したい。

東京都江戸川区東葛西6-23-11 TEL.03-6676-0941 営業時間:11時30分~15時(LO)、18時~21時(LO) 月曜休 ※土・日曜、祝 日は予約不可。グランドメニューは昼夜OK。

スパイスマジック カルカッタ 南口店

選べるカレー3種とタンドール料理、ナンやパパド、ライス、紅茶がセットになった〈カルカッタターリー〉2,280円。
ミルクをスパイスと一緒に煮詰めて冷やし固めた自家製の〈クルフィ〉300円。濃厚なチャイのようなインド版ジェラート。
〈プレーン ドーサ・セット〉800円。米粉生地を発酵させて薄く焼いたドーサを、ぎゅっと味を凝縮させたトマト・ココナッツのチャツネ、サンバルにつけて味わう。
「バターチキン マサラも人気です。」紅茶の貿易商も営む店主のチャンドラニさん。
選べるカレー3種とタンドール料理、ナンやパパド、ライス、紅茶がセットになった〈カルカッタターリー〉2,280円。
ミルクをスパイスと一緒に煮詰めて冷やし固めた自家製の〈クルフィ〉300円。濃厚なチャイのようなインド版ジェラート。
〈プレーン ドーサ・セット〉800円。米粉生地を発酵させて薄く焼いたドーサを、ぎゅっと味を凝縮させたトマト・ココナッツのチャツネ、サンバルにつけて味わう。
「バターチキン マサラも人気です。」紅茶の貿易商も営む店主のチャンドラニさん。

西葛西にカレー文化を根づかせたパイオニア。

40年以上前に来日したオーナーは、西葛西で初めて本格的なインド料理を提供したパイオニア的な存在。北インドと南インド料理のどちらも味わえるのが特徴で、ドーサやイドゥリ(蒸しパン)など珍しい料理も登場。シェフはインドの4つ星以上のホテルの店で技を磨いたベテラン揃い。ミックススパイスを楽しむマサラ、コクはあるのにライトなコルマ、あっさりしたピアザ、ほうれん草のサグワラといったベースのカレーに、チキンやマトンなどの組み合わせが選べる。インド人ファミリーはもちろん、カレー行脚を楽しむ日本人ひとり客の姿も多い。

東京都江戸川区西葛西6-24-5 第2コ-スタルビル2F TEL.03-3688-4817 営業時間:11時~15時(14時30分LO)、17時~22時(21時30分LO) 月曜休 ※グランドメニューは昼夜OK。

『クロワッサン』995号より

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