【灯り編】心穏やかに過ごす空間づくり。
リラックスできる空間づくりには、灯りと香りについて考えることも大切。気持ちよく明日を迎えるためのポイントを紹介します。
撮影・柳原久子 スタイリング・中根美和子 文・矢吹紘子
●ダイニング
ペンダントに手元灯を状況に合わせ足し算。
「温かい家族の食卓の風景」を思い描くのがポイント。料理を美味しく見せる電球色のペンダントライトをメインに、食後の読書や子どもの勉強といった作業時には手元を照らすクリップ型や置き型の間接照明でサポートする。「吊るす高さはテーブル面から70㎝ほどが目安ですが、低めにすると座る人同士がより親密に感じると言われています」
●リビング
低めのスタンドや床置きでほんのりと。
リビングの中心、ソファ周りの照明の鍵は目線の高さ。「座るとその分、目線が下になるので、少し低め、110~130cmくらいのフロアスタンドをサイドに置いて合わせるとしっくりきます。低い灯りはゆったりとした気分にさせる効果があるので、床に置くタイプもおすすめ」。サイドテーブルに手持ちのデスクライトをのせても。
●ベッドルーム
サイドからの灯りでお気に入りを照らす。
寝室は上からより横からの光を重視する。「ベッドに寝そべった状態で目に入る天井がすっきりしていると、それだけで気持ちがいいですから。テーブルランプで絵やお花など、お気に入りのものをさりげなく照らすと、気持ちが自然となごんで落ち着きます」。低めで、下からライトが直接見えないようにカバーされていると、より柔らかな光に。
『クロワッサン』994号より
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