観光で台湾を訪れると、つい華やかな夜市に目を奪われがち。実は台北市民は早朝から「伝統市場(チュアントンシーチャン)」と呼ばれる朝市を台所がわりに、生鮮食料品や惣菜、あるいは生活雑貨を求めている。
MRT雙連駅の出口2を出ると左手に見えてくるのが雙連朝市だ。300mほどの一本道の両脇に、台湾ならではの野菜やフルーツ、花などを売る屋台が連なる。青空市場なので、天気のいい朝なら気持ち良さもひとしお。通りの真ん中には学問の神様を祀った廟があるので、朝日を浴びての参拝も可能だ。市場の活気を感じたら、通りから入った店で台湾定番の朝ごはんを。豆漿(ドウジャン)、粥、米粉湯(ミーフェンタン)の名店が揃う。朝から元気に“はしご食べ”してみては。