風水の簡単アイデアで運気を上げる。
撮影・津留崎徹花 スタイリング・白男川清美 撮影協力・AWABEES TITLES 文・板倉ミキコ
1万件以上の案件に関わってきた、風水心理カウンセラーの谷口令さんが導き出した、運気を上げるコツがある。
「何より日々の“暮らし方”を整えること。お祓いやお参りももちろん負の気を祓いますが、暮らしの中で祓っていくほうが効果的です。毎日“気”を整え、滞りのない澄んだ空間を作りましょう」
暮らしの中で気を整え、運を上げていくために一番重要となるのが家。
「一日の疲れと穢れを取り去り、パワーチャージできる場所になるよう心がけましょう。特に玄関は運が入ってくる大切な場所と考えています。常に明るく気持ちよく、清潔な空間を維持して。プラスの気がどんどん入るイメージで玄関を整えれば、人のご縁に恵まれ、金運も上がるでしょう」
風水は当たる、当たらないの占いとは違い、生きるための知恵だ。
「運は人みたいなところがあるので、人にとって心地よい空間に、多くの運が寄ってくるのです。先人が考え出した風水の知恵を、現代の暮らしに合わせて実践していきましょう」
今回、風水の考えを谷口さんなりに解釈したアイデアをいくつか教えてもらった。新年の暮らしに取り入れたい。
朝起きたら寝室の窓を開け、ベッドを整える
寝室は疲れを癒やすだけでなく、陰の気を清算してくれる場所。朝起きたら必ず寝床を整え、窓を開けて空気を入れ替えよう。その時、深呼吸をすれば、寝室と自分自身の体の中を陽の気で満たすことができる。
週末には布団を干したり、シーツを替える。
日々自分に溜まった負の気を吸い取ってくれているのが、布団やベッドリネン。週末には布団を干したり、シーツや枕カバーを洗い、負の気をデトックスしよう。すっきり清潔になった寝具で新しい週を迎えたいもの。
帰宅したらすぐ手を洗い、着替える。
一日いろいろなものに触れてきた手、多くの気を吸い込んだ服。帰宅したらすぐ手を洗い、家に持ち込みたくない負の気を洗い流す。服も自宅用に着替えればリフレッシュ完了。嫌な思いをした日は特に、気分が変わる儀式となる。
定期的に家具の位置や照明などを替える。
伊勢神宮には“式年遷宮”という新社殿への定期的な引っ越しがあるように、神様は新しく清らかな気を好む。そこでそれを模した擬似引っ越しを。家具の配置や照明器具を替えるなどして、定期的に新しい動きを気に与えよう。
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