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【魔法の着こなしルール 3】悩める読者のコーディネート改造大作戦!

  • 撮影・青木和義 スタイリング・窪田千紘、森村朋子、榎木直子(以上スタイルスナップ) ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・原田容子、榎木直子(共にスタイルスナップ) 文・野尻和代

Q 柄ワンピースが着たいけど、最近、しっくりこなくて……。

五条まあさっちん(ごじょう・まあさっちん)●料理研究家。パーティー料理教室やカフェのレシピ監修を行うほか、ハロウィン研究家としても活動。

《身長》165cm
《体形の悩み》腰回り、太ももが張っていること。
《普段の服装》「人とは違うものを」をモットーに、個性的なデザイン、バブリーな柄アイテムが好き。

A ストライプワンピースなら大人っぽく、着やせ効果も。

若い頃はバブル真っただ中だった五条まあさっちんさんは、派手な柄のワンピースにもまったく抵抗がない世代。「むしろ、誰かと同じになるのはイヤ。少しくらいインパクトがあってもいいかなと思っています」と五条さん。
現在も、おしゃれは個性重視派。モードなブラックコーディネートをベースに、柄物好きも続行中。
「でも、昔着ていたような柄が今、しっくりきていないのは感じていて。どんな柄なら似合うのか、ぜひ教えてほしいんです」(五条さん)

そんなリクエストに応えて、スタイルスナップが提案するのは、茶色×ネイビーのストライプが落ち着いた印象を与えるロング丈のシャツワンピース。
「五条さんは長身なので、細かい柄よりもはっきりとした柄のワンピースのほうが似合います。丈も膝下からのロングが断然おすすめ。膝上丈のワンピースは、大人世代には若作りに見えてしまいます。そういう意味で、このシャツワンピースは、上下つながったロングドレス作戦にシャープなストライプ柄が加わった着やせ効果と、シックな色目との相乗効果で、柄物なのにすっきり見せてくれます」(窪田さん)
「前ボタンを外して開けて着れば羽織りにもなるので、中に合わせるアイテムによってさまざまなイメージが楽しめますよ」(森村さん)

また、小物の選び方も五条さんの体形や好みを考慮しつつ、バランスを見ながらコーディネート。
「ワンピースで着るときはロングブーツもおすすめなのですが、五条さんは足首がキュッと細いので、あえてショートブーツに。パンツもクロップド丈にして、足首を見せてヌーディーカラーのスニーカーを選びました。華奢なところは見せたほうが、メリハリがきいてよりほっそり見えます」(森村さん)
「ワンピースで着る場合、ウエストもマークしたほうがきちんとした感じになり、好印象です。絞りすぎず、ゆるやかでもいいのでベルトでマークしましょう」(窪田さん)

ビフォーでは、細かい幾何学柄のかわいらしさが少し浮いていた五条さん。柄をシックなストライプに変えるだけで、ぐっとスタイリッシュになり、落ち着いた印象になった。

「幾何学柄は一歩間違うと古くさくなります。かっこよく見えるストライプが断然似合いますね」
インのニットを吟味。「グレーは肌がくすんで見えるし、タートルだとちょっと野暮ったいかも」
「ロングブーツで膝下をすっきり見せるのもいいけれど、細い足首を見せなきゃ損ですよ」
「ズドンとしたシルエットのままだとだらしなく見える場合、ウエストはマークしましょう」

きちんと感を出して夫とレストランデート。

ワンピース(カリテ)、ショートブーツ(ペリーコ)、チェーンバッグ(ステラ マッカートニー)、ストール(ジョイントワークス)、タイツ、バングル、指輪は私物

着やせテク満載の着こなし。
「ロングドレス効果にストライプの縦ライン、そして足元まで同系色でまとめて着やせを狙いました」(森村さん)。ボタンを外して作った胸元のVライン、大ぶりバングルで手首を、ショートブーツで足首の細さを強調するなど、随所にちりばめた細見えテクにも注目を。

1. ストライプワンピースのブラウン×ネイビーの配色が上品。ウエストマークすることで、メリハリのある印象に。
2. バッグもワンピースと同じくブラウン×ネイビーのものを。ゴールドチェーンが配色と好相性で洒落た雰囲気。
3. 細い足首を引き立てるショートブーツとタイツは、ブラウンでまとめて足元までワンカラーでコーディネート。

休日ショッピングは動きやすいスタイルで。

ワンピース(カリテ)、ニット(ユニクロ)、パンツ(ネットプライス)、バッグ(ヘレンムーア)、バングル(バンヤードストーム)、シューズ(ザラ)、ストールは私物

羽織りにしてリラックス感を。
休日スタイルは、ワンピースの前ボタンを開けて羽織りにして、インは清潔感溢れる白の上下で軽やかに。「ただし小物はレオパードのファートートやエナメルスニーカー、赤いストールなど、少しクセのあるものを選んで五条さんらしさを加えました」(森村さん)

1. インは白の上下でそろえて洗練カジュアルに。トップスは、すっきり見せ&女らしさを叶えるVネックニットを。
2. 爽やかな休日ルックの中に、存在感たっぷりの小物を加えた。トレンドものを2割程度におさえたから品が良い。
3. カジュアルスタイルのパターンでも選んだのは、ワイドのクロップドパンツ。足首を見せて軽やか、かつほっそりと。

窪田千紘(くぼた・ちひろ)●服飾戦略スタイリスト。ブログ「STYLE SNAP 大人世代普段着リアルクローズ」は40代以上の女性から絶大な支持を集め、紹介するアイテムは完売続出。近著『大人体型の「きれい」を引き出す着こなしの作戦』(講談社)が好評発売中。

※ご紹介した洋服について、各ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。

『クロワッサン』986号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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