住まいの汚れは大まかに分けると左の4種類に。単独ではなく、複合で出来上がっている場合もある。どの汚れも最初は拭くだけで簡単に落ちるのに、時間が経つほど固まってこびりつく傾向が。
「汚れの性質に合わせて落とし方も変わります」(尾崎さん)
●油(皮脂含む)
調理中に油が飛散するコンロ周辺はもちろん、油を含んだ蒸気が生じるので、キッチン全体に油汚れは付着する。風呂場や洗濯機に溜まる皮脂も、油と同様の酸性の性質がある。
●ホコリ
家じゅうあらゆる場所に見られる汚れの代表格。カーペットや布団などから出る“綿ぼこり”が主で、肉眼で見えなくとも大量に空気中に舞っている。乾いた状態で取り除く。
●水垢
浴室やキッチンなど、水を使う場所で目につく水垢。水道水に含まれるカルキやカルシウム成分が乾燥して固まったもので、一旦こびりつくとなかなか落ちない厄介な存在。
●細菌系(カビ、ぬめり等)
水回りで細菌やカビなどの微生物が増殖するときに出す粘着物がぬめりの原因。悪臭を発することも。カビは発生すると根強く残り、健康にも悪影響を及ぼすので対策は必須。