くらし

【シンクの水垢編】見て見ぬふりしてきた汚れは、無駄なく、効率よく落とす。

いよいよ年末。見て見ぬふりをして溜まった我が家の汚れともサヨナラしなければ。気になるあの場所の、無駄のない賢い掃除法をプロに聞いた。
  • 撮影・青木和義 文・板倉ミキコ

【キッチン3大見て見ぬふり 3】シンクの水垢

レモンの力は並みじゃない。

[作業の流れ]塗る→パック→こする
食器を洗ったときの汚水や、料理中にたまる野菜のクズなど、毎日使う場所だからこそ様々なことが原因となって汚れやすいシンク。目につきやすい場所なので気になってしまう。特に汚れが目立ちやすいのが水栓金具。
「水しぶきは布巾ですぐに拭いたり、炊事が終わったらスポンジで軽く磨くなど、日々のちょっとした心がけで面倒な汚れは予防できます。こまめに掃除しておけば、清潔感漂うピカピカの状態を保てますよ。掃除をする際におすすめなのが、ナチュラル素材で安心して使えるレモン。レモン汁はクエン酸並みに強力に水垢を落とします。香りも爽やかなので台所向きですね」

[使用する道具]

レモン、ラップ、古いカード、ウエス+ストッキング

[手順]

《1. レモンの果汁を蛇口周りにこすりつける》半分に切ったレモンの果実部分を、水栓金具にまんべんなくこすりつけ、果汁を塗布する。レモンは新しいものでなく、料理で使った残りでもいい。
《2. ラップで包んでレモンの力をアップ》全体にレモンを塗ったら、ラップで包む。水道水のカルキなどによる水垢は、レモンの酸の力でグングン分解されていく。10分ほど包んだまま放置。
《3. ラップを掃除アイテムに有効活用》包んでいたラップをクシャクシャに丸めて全体を磨く。ラップにはアルミほど強くないものの汚れを削る力があるので、浮き上がった水垢を取り除ける。
《4. 水栓の接合部分の汚れはカードで》水栓の接合部分は特に汚れが溜まりやすい場所。古いカードを半分に切ったもので汚れを掻き取って。力を入れて使ってもステンレスを傷つけることがないので安心。
《5. 仕上げ拭きで、ピカピカの金具が蘇る》ウエスで水拭きして仕上げ。これだけでも充分きれいになるけれど、ストッキングを使って磨き上げると光沢がさらに増す。裏側も簡単に磨くことができる。

[掃除前→掃除後]

掃除前。
掃除後。うっすらと残る白い汚れがそこかしこにあった水栓周りが、レモンの力でスッキリ。この美しさをできるだけ維持するため、濡れたら拭き取る、を習慣にしたい。

尾崎 真(おざき・まこと)●おそうじ本舗 商品・サービス開発責任者。ハウスクリーニングのプロ。掃除の技術を研究開発し、常に業界最先端のノウハウを生み出す。マスコミ出演も多数。 https://www.osoujihonpo.com 

『クロワッサン』987号より

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