【家具・日用品リスクの軽減法】いざというときのために、準備しておきたい4つのポイント。
防災用品は何を備えどこにしまうべきか。命を守り、スムーズに避難するための心得と備えについて、実体験からのアドバイス。
撮影・青木和義 文・丸山亜紀 構成・大川朋子
【石阪式防災のPOINT 3】普段から引き出しの中を整え、数量を把握する。
引き出しの中のものは、袋から取り出すとコンパクトになる。収納ボックスに分類しておけば、取り出しやすく、残量の把握もすぐにできる。また、地震で揺れても中身の乱れは最低限に。箱ごとそのまま持ち出すことも可能だ。IKEAのヴァリエラは、水を入れたり、雑巾を絞ったりとバケツ代わりに使え、避難所で大いに役立つ。
【石阪式防災のPOINT 4】防災グッズは日常使えるものを選び、期限切れをなくす。どこに何があるか把握し、10分でパッキングを。
災害時に必要なのは、避難物資が届くまでの食料と水、身を守るための道具、そして情報収集に欠かせないスマートフォンとその充電。例えば、左で紹介するライトは、手持ちもスタンド置きもでき、AM/FMラジオ、スマホの充電器、警報機も兼ね備えている。電源はソーラーだから電池切れも心配ない。このように防災グッズは用途が多様なものを厳選して。食料と水はキッチンの一角に収納し、普段使いしながら、補充することで賞味期限切れを防げる。
非常時でも、おいしいものを食べると元気になれる。
長引く避難生活を切り抜ける、最低限の備え。
収納ボックスごとスーツケースで持ち出す。
石阪京子(いしざか・きょうこ)●片づけアドバイザー。宅地建物取引士でもあり、夫と不動産会社を経営する中で、どんな家でも片づけきるメソッドを完成。著書は『夢をかなえる7割収納』(講談社刊)等。
『クロワッサン』982号より
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