くらし

【試して納得】カバー選びも楽しい、40年近く愛されるロングセラーの手帳。

「クロワッサンの店」で40年近く愛されるシンプルな手帳。自由度の高さや使い勝手の良さだけでなく、今年はひとつひとつ柄が違う、一期一会の牛革カバーにも注目です。
  • 撮影・青木和義 文・板倉ミキコ

クリスマスのイルミネーションや、お店の中でふと聞こえてくるクリスマスソングより、個人的に年の瀬をリアルに感じるのが、ステーショナリーショップや雑貨店のフロア一帯に、新年度のスケジュール帳や卓上日記が埋め尽くされる時です。色、デザイン、機能など見飽きることないバリエーションが揃う売り場は、見て回るだけでも楽しいひとときを過ごせます。

何かの記事で読みましたが、日本では毎年100種以上の手帳が新バージョンを携えて登場するのだとか。老若男女や趣味嗜好に合わせ、ここまで多種多様に中身もカバーも揃うのは「文房具好き、紙好きな日本ならではの光景だよね」とイギリス人の知人に言われたことがあります。確かに、スケジュールの管理だけが目的なら、これほどまで手帳選びにこだわらずとも、デジタルで十分かもしれません。

でも、これから先の楽しみな予定を書き込むワクワク感を味わったり、終わったイベントを見返して、当時の感覚を生き生きと甦らせることができるなんて、アナログの手書き文字だからこそ。たとえ悲しい日があったとしても、過去になれば自分の愛おしい足跡。読み返して日々を思い返すことができるのが手帳の醍醐味です。また、ふと浮かんだアイデアや、グッと心に刺さった言葉、そして街で見かけた気になるショップを書き込むのも手帳の大事な役割です。手帳は私の頭の中身そのものでもあり、生活を共にする相棒なんです。

だからこそ、毎年新しい手帳選びには結構時間がかかります。ネットで買わず、手にとって選ぶのが自分のこだわり。いつくかお店を巡り、今の気持ちにぴったりくる手帳を探した結果、2019年用に選んだのがこの手帳です。

手帳カバーには取り外しもできるペンホルダー付き。

40年近く続くロングセラーの手帳と聞けば、使い勝手の良さは想像に難くありません。期待を膨らめながら、文庫本が縦に少し伸びたようなサイズを手に取ると、片手にすっきりと収まります。うん、この収まり具合がいい感じ。

週間ダイアリーは、1日分の書くスペースがたっぷり
月間カレンダーだけでなく、4か月ごとの年間カレンダーも。
月間カレンダーには、大安、友引、仏滅などが記されて実用性も高い。
どんなペンを使用しても、裏写りしない上質な紙。

中身は年間カレンダー、月間と週間、そしてメモで構成されています。週間カレンダーは見開きに月、火、水、木の4分割と、金、土、日の3分割になっているので、1日ごとの枠が大きく、予定だけでなく、思いついたアイデアやその日の簡単な日記も書けそうです。シンプルで使い手の裁量に任されたデザイン。この自由度の高さがあれば、文字が大きい私も好き勝手に書き込めます。

めくりやすく、文字も書きやすい紙は、質の良い手帳用のものなのだとお店の人に教えてもらい、益々買う気持ちに拍車がかかりました。

端切れを有効利用した牛革のオリジナル手帳カバーの柄はさまざま。一つとして同じものがありません。

さらに、カスタムメイドやオーダーが好きな私が惹かれたポイントが、発色が美しい本革の手帳カバーの数々。シックな色だけでなく、ポップなハラコ、クラシカルなクロコ柄、ビビッドな色も揃います。靴に使った端切れを有効利用しているので、柄の出方は一期一会。デザインはなくなり次第終了ですが、だからこそ自分だけの一枚を選ぶ楽しみが倍増するというもの。夏用、冬用と季節に合わせてカバーを変えても楽しそうです。

手帳を新しく買うのは、私にとって1年の儀式のひとつ。毎日の変化を生き生きと記していく手帳に、新年も忘れられない思い出がたくさん刻まれますように。(ライター Mikiko)

<商品概要>
■商品名:オリジナル手帳レフィル 2019年(税込 1,944円)
■商品名:寄せ集め本革手帳カバー(税込 3,240円)※数量限定
■販売:クロワッサンの店

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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