整理収納アドバイザーの内山ミエさんが衣装持ちにおすすめする「マワハンガー」の魅力とは。
撮影・森山祐子 文・嶌 陽子
「マワハンガー」をご存じだろうか。ドイツのメーカーが作るこのハンガー、収納のプロをはじめ、おしゃれ好きな人にも愛用者が多い。整理収納アドバイザーの内山ミエさんもその一人だ。
「5年ほど前に出合って以来、愛用しています。薄さや形状はもちろん、見た目がシンプルで格好いいのもうれしい。以前は『クリーニング屋さんでもらえるし、ハンガーにわざわざお金をかけるなんて』と思っていましたが、今ではもうほかのハンガーは使えませんね」
最大の魅力は、その収納力。厚さ約1cmというスリムなデザインは、クローゼットの中でかさばらない。内山さんの自宅クローゼットを見せてもらうと、幅90cmほどのハンガーポールに、54着もかけてあった。
「これでもまだ余裕があるくらい。ポールにかけるフックの部分がほかのハンガーと比べてとても細いことも、省スペースにつながっていると思います」
メリットはほかにもある。服をかける部分がなだらかにカーブしていて、服が形崩れしない。特殊樹脂で覆われていて、服がずり落ちにくい。
「滑り落ちた服がクローゼットの床に長い間眠ったまま、という事態も避けられますよ」
マワハンガーは、服の種類に応じてさまざまなタイプがあるほか、サイズも複数揃っている。これらをうまく使い分けることがポイントだ。
「たとえば大きいサイズのものに小さい服をかけると、肩が出てしまうことも。服に合ったものを使ってこそ、このハンガーの長所を生かせます」
マワハンガーに統一して収納するようになって以来、クローゼットを開けるたびに気分が上がると話す内山さん。
「ハンガーを揃えると、服もきれいに見えますよね。収納力抜群な点と併せて、おしゃれが好きで衣装持ちの人にこそおすすめしたいです」
バラエティ豊かなマワハンガー、その一部の特徴を解説。
内山ミエ(うちやま・みえ)●整理収納アドバイザー。ヒバリ舎代表。個別レッスンやセミナーを通じ、モノの片づけ方を伝えている。著書に『「めんどくさい」がなくなる部屋づくり』など。
『クロワッサン』982号より
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