手紙の中でもお悔やみは最も難しいメッセージのひとつ。
「大抵の場合、亡くなった方がどういう亡くなり方をしたのかがわかりません。手紙を受け取る相手の心の準備ができていたのか、それともショッキングな死でそれどころではないのか、ということがわからないことも多いので、ストレートな表現はしないことが基本になります」
お悔やみの手紙は相手の気持ちに寄り添い、元気を出してほしいという願いを込めて綴るもの。自分の体験談を例に出すのもいいが、そのときは自分はつらい気持ちをどう乗り越えたかということを添えたい。
内容もさることながら、力強く文字を綴ることも大事なこと。
「書き手の動揺が文字に出てしまっては、励ましにはなりません。心が落ち着くまで待って、しっかり文字を綴りましょう」