すっきりした甘みで胃もたれしない、満足感のある甘酒だれを使ったレシピ。
撮影・清水朝子
【ごまだれを使ったレシピ】バンバンジー
練りごまと甘酒の力で、分離しにくい濃厚なとろみ。
茹でた鶏にかけるだけ。辛み好きならラー油を足しても。茹で青菜や豆腐にかけたり、うどんに混ぜてもおいしい。
【材料(2人分)】
鶏胸肉(皮なし)1枚 生姜スライス2枚 甘酒大さじ2 塩小さじ1 きゅうり1本 トマト1個 ごまだれ適量
【作り方】
1. 鶏肉と甘酒をビニール袋に入れてなじませ、冷蔵庫に1時間以上おく。
2. 鍋に水1L、生姜、塩、1を入れ強火で加熱する。煮立ったらふたをして弱火で4〜5分茹で、火を止め、そのまま冷ます。粗熱が取れたら手でほぐす。
3. きゅうりは皮をむいて細切りに、トマトはくし形切りにする。
4. 器にきゅうり、トマト、2を盛り付け、ごまだれをかける。
【焼肉のたれを使ったレシピ】アスパラと牛肉の炒め物
肉を分解する酵素の働きで、油切れよくさっぱり。
つけだれとしてだけでなく、炒め物全般に万能で使える。時間がたっても肉が固くならないので弁当にもおすすめ。
【材料(2人分)】
牛こま肉150g アスパラガス5本 玉ねぎ1/4個 焼肉のたれ大さじ3 ごま油大さじ1
【作り方】
1. 玉ねぎは縦に薄切り。アスパラは根元から下半分の固い部分をむき、斜めに切る。
2. フライパンにごま油を熱し、玉ねぎを炒める。油がまわったら、アスパラを加え炒める。さらに、牛肉を加え炒める。最後に、焼肉のたれを加え、炒め合わせる。
舘野真知子(たての・まちこ)●料理研究家、管理栄養士。管理栄養士として病院勤務後、自然派レストランのシェフ時代に老舗の作る甘酒に出合う。現在は、発酵料理を中心に食の大切さを伝える活動を続ける。
『クロワッサン』973号より
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