【手みやげをひとつ】しおん「神三味、完熟 赤実山椒」──かつお節コーディネーター・大塚麻衣子さん推薦
撮影・メグミ 文・梅原加奈
築地の割烹での料理人経験を持つ、かつお節コーディネーターの大塚麻衣子さん。独学で出汁について学ぶ中で、かつお節問屋「タイコウ」と出合い、この道へ。現在はタイコウの代表取締役を務めながら、かつお節の目利きとして情報発信を続ける。生産者と料理人をつなぎ、伝統的な日本の食文化を広める役割を続ける中で、出合ったおいしいものは手みやげに活用することも多いと話す。
「『しおん』の〈神三味〉と〈完熟 赤実山椒〉は、関西に住む食通の知人に“ひと味違うよ”と教えていただいたもの。実際に試してみると、〈完熟 赤実山椒〉は完熟の山椒を使うため青山椒ほど刺激が強くなく、上品で香りも芳醇。この赤実山椒と唐辛子、じゃばらの果皮の入った〈神三味〉は、じゃばらの柑橘の香りがとてもよく、薬味として使うと食べ物の味を際立て、おいしさをより引き出してくれる。聞けば、すべての素材は和歌山県内で栽培されたもので、赤実山椒は完熟100%の天日干し。手間暇かけたからこそ生まれる濃密な味に感動しました」
紅茶好きの大塚さんは、〈神三味〉をミルクティーに入れ、チャイのようにスパイスの風味を楽しむこともあるそうだ。
「夏場の胃腸が疲れたときにおすすめです。気軽なアレンジも合わせてお伝えすれば、より楽しんでもらえるかな、と」
自分が自信を持っておいしいと思うものを渡すなら、せっかくならよりおいしく、面白がって使ってほしいというのが大塚さんのモットー。
「自社のかつお節製品を手みやげにすることも多いです。その時も相手のライフスタイルを考慮して、本枯節なのか出汁パックなのか、選ぶものを決めます。小さなお子さんがいる家なら花かつおの削り節を“ふりかけ代わりに使って”とお持ちすることも。相手の食生活をより豊かに、幅を広げるものを選びたいですね」
しおん
和歌山県紀の川市貴志川町神戸774 (営)9時〜17時、火曜・毎月第1月曜休。オンライン販売もあり。https://consec-foods.com/consec
『クロワッサン』1169号より
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