【料理研究家・今井亮さんの蒸籠レシピ②】野菜の蒸籠を2段重ねで蒸し、副菜2品を一気に作る
撮影・青木和義 スタイリング・矢口紀子 構成&文・堀越和幸
日除けや冷え対策にも便利なシアーカーディガン
コットン100%で軽くて涼しい素材ながら、日差しや冷房の冷えからもしっかり守ってくれるカーディガン。これから暑くなる季節に持っておきたい、心強い1枚です。
「食材は野菜をはじめとして、魚でも肉でも冷たいご飯でも何でもいけます。加水をしない調理法だから、食材そのものの味が最大限に味わえる。普段の焼く、煮る、揚げる……のお料理に、ぜひ“蒸す”も加えてほしいです」
そう語るのは料理研究家の今井亮さんだ。蒸し時間の目安は10分ほど。
今回、今井さんが紹介してくれたのは、そんな蒸籠のメリットを活かした食事の支度を楽にするアイデアだ。
新玉ねぎおかか醤油&小松菜と油揚げの味噌あえ
【材料】
新玉ねぎ…1玉
小松菜…1束
油揚げ…1枚
A[醤油…大さじ1、ごま油…小さじ1、かつお節(小袋)…1袋]
B[みそ…大さじ1と1/2、酢…小さじ1、砂糖…小さじ1]
【作り方】
1. 新玉ねぎは半分に切って縦1cm幅に、小松菜は根元を落として5~6cm幅に切る。油揚げは半分に切り、5mm幅の細切りにする。
2. 2つの蒸籠にオーブンペーパーを敷く。1段目に新玉ねぎ、2段目に小松菜、油揚げを広げる。
3. 蒸籠を重ねて蓋をし、中火で沸騰させた鍋にのせ6分蒸す。新玉ねぎはA、小松菜はBであえる。
蒸した2つの野菜は、調味料とあえるだけ。「新玉ねぎは水が出やすいので茹でよりも蒸しが美味しい。小松菜はシャキッという食感を残します」。そのための蒸し時間が、この場合は6分。
にんじんのツナ胡麻あえ&じゃがいものカニカマヨあえ
【材料】
にんじん…1本
ツナ缶…1缶
じゃがいも…3個
カニカマ…5本
A[白すりごま…大さじ3、醤油…大さじ1、酢…小さじ1、砂糖…小さじ1]
B[マヨネーズ…大さじ3、塩・こしょう…各少々]
【作り方】
1. にんじんは皮をむいて細長の乱切りに、じゃがいもは皮をむいて一口大に切る。ツナは油をきる。カニカマはほぐす。
2. 2つの蒸籠にオーブンペーパーを敷く。1段目ににんじん、2段目にじゃがいもを広げる。
3. 蒸籠を重ねて蓋をし、中火で沸騰させた鍋にのせ10分蒸す。にんじんはツナ、Aであえる。じゃがいもは粗熱が取れてからカニカマ、Bであえる。
ゴロッとした根菜は蒸すことで甘さが引き立つものが多い。「にんじんは相性がいいツナとあえて、じゃがいもはカニカマとあえて“蒸しポテサラ風”の提案です」。お酒のつまみにもぴったり。
美味しさそのままを閉じ込める、野菜のストック蒸し
使い切れない野菜は冷蔵室で保存するのが一般的だが、水分が飛びやすいのが難点。そんな時にはあらかじめ野菜を多めに蒸籠で蒸してストックしておけば、次も美味しく食べられますと、今井さん。
「例えば、旬のブロッコリー、スナップエンドウ、アスパラなどは5分ほどさっと蒸したら緑がまだイキイキしているうちに引き上げ、粗熱を取ってから冷蔵庫へ。いろいろな料理に使えて大変便利」
今井さんは、普段サラダに利用することが多いそう。
「サラダは意外に手がかかる。この下処理があれば、葉物野菜にのせるだけで、すごくリッチになる」
美味しい蒸し野菜は、塩やオイル、あるいはお気に入りのたれを準備すればすぐに副菜が完成する。
『クロワッサン』1164号より
広告