女優・田中美奈子さんに教えてもらう、キャンピングカーで行く旅の魅力
撮影・小林キユウ スタイリング・太田はるか(eleven.) ヘア&メイク・大谷亮治 構成&文・堀越和幸
富裕層の道楽と見られがちですが、むしろ家族旅行が節約できるんです
まとまった休みが入るとキャンピングカーで旅に出かける──というのが女優・田中美奈子さんのここ数年のお楽しみだ。キャンピングカーには小学生の頃に忘れられない思い出がある。
「叔父がキャンピングトレーラー(車で牽引するタイプ)を持っていて、夏休みによく従兄弟と富士山へ連れて行ってくれたんです。湖で釣ったワカサギのフライを食べたり、夜には車のテレビでバラエティ番組をみんなで見たり、それは楽しかった。家族を持ったら、いつか私も子どもたちに同じ思いをさせたいと、ずっと考えていました」
そんな憧れが、ひょんなことから実現することになる。さるテレビ番組で田中さんの願いを叶えるというスペシャル企画が持ち上がり、キャンピングカー愛を語る田中さんのひたむきな姿が日本RV協会(キャンピングカーの普及を目指す一般社団法人)の目に留まって、公式アンバサダーとして任命されることになったのだ。
「その時に『ナッツ』というメーカーの〈クレア〉というキャンピングカーを提供していただけることになったのです。夫はもともとアウトドア好きで、子どもたちもちょうど小学生から中学生、それ以来家族で旅行といえばこのキャンピングカーで日本中を旅しました」
乗り出してから5年。“日本中”というのは決して大袈裟な喩えではなく、なんとこれまでに46の都道府県を制覇したのだそう。
「子どもたちの夏休み、冬休み、春休みのたびにいろいろなところに出かけました。1カ月をかけて北海道を巡ったときは自然の素晴らしさに圧倒されました。知床峠ではそれこそ対向車線に熊が急に現れたり、あるいは十勝平野まで足を延ばして気球に乗ったり」
これに乗って旅がしたい!と思える気持ちを大切にしたい
キャンピングカーの魅力はどんなところにあるのか?という質問に対して、田中さんは何よりも自由度の高さが魅力であると答える。
「時間の制約がなく場所も自由気ままに移動ができる。車両が高額なので富裕層の道楽的な見方もされますが、でも家族4人で1泊2食付きのホテルに泊まれば、あっという間に6万〜7万円くらいかかってしまうところを、宿泊ができる専用駐車場(RVパーク)を利用すれば1泊平均が4,000円くらいで済ませられます。我が家はそれで節約できたお金で、土地の美味しいものや、お土産などを買っています」
5年間乗ったクレアは手放し、今は新車が届くのを待っている。
「今日乗っているのは代車で『ダイレクトカーズ』の〈リーサ〉という車。同メーカーから次の車がやってきます。車選びは、ドアを開けた時のテンションが大切で、これで旅をしたい!と思えるかどうか。次の車も楽しみです」
田中さんが案内する最新キャンピングカーのスペック
『クロワッサン』1163号より
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