濵田崇裕さんが語る、舞台『歌喜劇/〜蘇る市場三郎 冥土の恋〜』──「まっすぐな男の役です。惚れた女性に対しても一途」
撮影・HAL KUZUYA スタイリング・村田友哉(SMB International.) ヘア&メイク・三田彩聖 文・田辺 香
2024年は3大ドームツアーに合計38万人のWEST.ファンが集結。俳優としては、恋愛ドラマ『パティスリーMON』でクールなオーナーパティシエ役を演じ、初挑戦で初主演した人気ミュージカル『プロデューサーズ』では笑いや美声をたっぷりと。今春公開された映画『裏社員。–スパイやらせてもろてます–』にはWEST.のメンバー7人全員で主演した。
常に“優しい人”のイメージですが。
「僕、優しい人で有名ですよ(笑)。ほんまに優しいと思ってます。まじで優しさの極みです。けど時々、なんで? ってところで怒ったりします。たとえば飛行機が着陸します。棚から荷物を出します。通路の後ろから人が来ます。抜かそうとしてきます。譲りたくないなって思ってしまいます(笑)」
今夏、舞台『歌喜劇(かきげき)/〜蘇る市場三郎 冥土の恋〜』に主演。今回はシリーズ3作目で、そもそも主人公の三郎は濵田崇裕さんをイメージして書かれた役。
「まっすぐな男の役です。惚れた女性に対しても一途。まっすぐすぎるがゆえに痛い目に遭うんですけど、こうありたいなと思わせてくれる古き良き男。うれしいことに、共演する俳優さんたちから、サブちゃんは濵ちゃんしか演じられないよって言われます……けど、僕とは似てないですよ?(笑)」
36歳になった今、理想の恋愛は?
「うわ~難しいですね。僕にあまり興味なさそうな人がいいかも(笑)。そんな仕事したんや、へぇくらいの。ほどよい距離感が理想かもしれないです」
「ちっちゃい幸せを喜べるか、喜べないかじゃないですか?」
痩せマッチョと賞賛される筋肉は「ゴルフやスノボが好きで、帰ってきたら勝手に付いてる」と意外にも無頓着。
「この舞台でもきっと裸のシーンがあるから筋トレしないと。今は全く筋肉ないんです。もっとはよ言うといて(笑)」
この先も変わらずにアホなことをひたすらやっていきたい、と笑う。
「ちっちゃい幸せを喜べるか、喜べないかじゃないですか? こないだ駄菓子で当たりが出た時、よっしゃーってガッツポーズしましたから」
喫茶店好き、と聞きましたが。
「コーヒーが好きやし、レトロな雰囲気が落ち着くんですよね。香ばしくて苦すぎない、少し酸味のあるコーヒーが好きです。美味そうやなって店をネットで調べて行くんですけど、想像以上に店が渋すぎる! けど、トースト食べたら美味いんかーいって(笑)」
『クロワッサン』1144号より
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