花の香りを忠実に再現した「青山フラワーマーケット」の新作フレグランス
撮影・文 中森りほ
長野県産のスズランエキスを使った、オードトワレが新登場
「1輪の花を飾るように、気軽に花の香りを楽しんでほしい」という想いから、2013年よりフレグランスを販売している「青山フラワーマーケット」。「花そのものの香り」をコンセプトに、あえて単一の花をモチーフにしており、調香師が花のナチュラルな香りまでも再現しています。2023年6月にリニューアルし、現在はローズ、リリー、スイートピーの3種を通年販売しています。
そんなオードトワレに仲間入りするのが、切り花が旬を迎えるこの時期限定で2025年4月25日(金)より店舗とオンラインで販売される「ミュゲ(スズラン)」。春~初夏の訪れを告げるスズランは、バラ・ジャスミンとともに「三大花香(フローラルノート)」と呼ばれており、香水の歴史の中でも時代を超えて愛され続けてきた香りです。
「ミュゲ(スズラン)」には、長野県「JAながのみゆきスズラン研究会」の、スズランの花と葉から抽出したエキスを使用。本物のスズランに感じる、生花ならではの植物の青さも素直に再現されており、みずみずしさとほのかな甘い香りが印象的です。
フラワースクール「hana-kichi」で花の楽しみ方を学ぶ
「青山フラワーマーケット」では、フラワーアレンジメントやブーケづくりなど、花の楽しみ方を学べるフラワースクール「hana-kichi」も展開しています。
今回、初心者でも安心な30分ほどの特別ミニブーケレッスンに参加してみました。通常は様々なフラワーレッスンを開催しているので、公式サイト(https://hana-kichi.jp/once_lesson/)でぜひ確認を(1回4,950円〜)。
今回使用したのは、静岡県増田バラ園のバラ3種類とローズゼラニウム、利休草2本。冒頭では「バラは水をたっぷりと吸えるよう、断面の表面積が大きくなる斜め切りが良い」など、ブーケで使用する花材の豆知識やケア方法を教わりました。
まずバラは園芸用バサミの1.5倍くらいの長さにカット。花に栄養がいきわたるよう、半分より下に生えている葉っぱは切り取ります。
ゼラニウムはバラよりも指3本分くらい長い場所で、利休草はバラよりも指4本分くらい長い場所でカット。
真ん中にゼラニウムを据え、周りを三角形になるようバラで囲みます。そして、両脇に利休草をあしらい、輪ゴムでまとめます。エコゼリーの入った紙袋で簡単にくるみ、仕上げに包装紙でラッピングしたらミニブーケの完成です。
ブーケづくり初心者で手先にもあまり自信のなかった筆者でしたが、可愛らしいブーケが完成して大満足。草花の知識も増えて、花を愛でる喜びも感じました。
花や緑がますます美しくなるこれからの季節。草花の楽しみ方を学んで、日々に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
広告