東京都美術館でミロの大回顧展。詩情あふれる作品の源は、鋭い感受性と反骨精神でした
撮影・文:クロワッサンオンライン編集部
スペイン・カタルーニャ生まれの芸術家、ジョアン・ミロ(1893―1983)。同郷のピカソと並んで20世紀を代表する巨匠と位置づけられています。詩情あふれる独特の画風で太陽や星、生物を象徴的に描いた作品は日本でも大人気。現在、東京・上野の東京都美術館で大回顧が開催中。
展覧会の見どころの1つ、<星座>シリーズ。ミロが第二次世界大戦の戦禍を逃れ、ヨーロッパを転々としながら制作した作品群。戦争という苦しい現実から目を背け、広大な空に輝く星々を描くことで現実へのアンチテーゼを示したとされています。今回はシリーズのうち3点が来日。これらをはじめ、初期から晩年までの各年代の絵画や立体作品を包括的に紹介。ミロの芸術の真髄を体感することができます。
そして展覧会のお楽しみといえば特設ショップ。Tシャツやポストカードなどお馴染みのラインナップのほか、コーディネートの主役になりそうなアーティスティックなジュエリーも見逃せません。
ミロ展
開催中〜2025年7月6日(日)まで。
東京都美術館(台東区上野公園8-36)
入場料一般2,300円 営9時30分〜17時30分(金曜日は20時まで)月休(祝日の場合は開室)
公式サイト https://miro2025.exhibit.jp/
問い合わせ 050・5541・8600
広告