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東京都美術館でミロの大回顧展。詩情あふれる作品の源は、鋭い感受性と反骨精神でした

撮影・文:クロワッサンオンライン編集部

スペイン・カタルーニャ生まれの芸術家、ジョアン・ミロ(1893―1983)。同郷のピカソと並んで20世紀を代表する巨匠と位置づけられています。詩情あふれる独特の画風で太陽や星、生物を象徴的に描いた作品は日本でも大人気。現在、東京・上野の東京都美術館で大回顧が開催中。

オランダの室内Ⅰ(1928年/ニューヨーク近代美術館)オランダの画家ヘンドリク・ソルフ《リュートを弾く人》(1661年)をもとに描いたもの
オランダの室内Ⅰ(1928年/ニューヨーク近代美術館)オランダの画家ヘンドリク・ソルフ《リュートを弾く人》(1661年)をもとに描いたもの
自画像(1919年/パリ・国立ピカソ美術館)カタルーニャの地で様々な画風を模索した
自画像(1919年/パリ・国立ピカソ美術館)カタルーニャの地で様々な画風を模索した
絵画=詩(栗毛の彼女を愛する幸せ)(1925年/ジョアン・ミロ財団)パリに居を移し、詩人や作家と交流をもったミロは画面に文字を伴う作品を多数制作。本作もそのひとつ
絵画=詩(栗毛の彼女を愛する幸せ)(1925年/ジョアン・ミロ財団)パリに居を移し、詩人や作家と交流をもったミロは画面に文字を伴う作品を多数制作。本作もそのひとつ
オランダの室内Ⅰ(1928年/ニューヨーク近代美術館)オランダの画家ヘンドリク・ソルフ《リュートを弾く人》(1661年)をもとに描いたもの
自画像(1919年/パリ・国立ピカソ美術館)カタルーニャの地で様々な画風を模索した
絵画=詩(栗毛の彼女を愛する幸せ)(1925年/ジョアン・ミロ財団)パリに居を移し、詩人や作家と交流をもったミロは画面に文字を伴う作品を多数制作。本作もそのひとつ

展覧会の見どころの1つ、<星座>シリーズ。ミロが第二次世界大戦の戦禍を逃れ、ヨーロッパを転々としながら制作した作品群。戦争という苦しい現実から目を背け、広大な空に輝く星々を描くことで現実へのアンチテーゼを示したとされています。今回はシリーズのうち3点が来日。これらをはじめ、初期から晩年までの各年代の絵画や立体作品を包括的に紹介。ミロの芸術の真髄を体感することができます。

<星座>シリーズから、カタツムリの燐光の跡に導かれた夜の人物たち(1940年/フィラデルフィア美術館)
<星座>シリーズから、カタツムリの燐光の跡に導かれた夜の人物たち(1940年/フィラデルフィア美術館)
<星座>シリーズから、明けの明星(1940年/ジョアン・ミロ財団)
<星座>シリーズから、明けの明星(1940年/ジョアン・ミロ財団)
<星座>シリーズから、女と鳥(1940年/ナーマド・コレクション)
<星座>シリーズから、女と鳥(1940年/ナーマド・コレクション)
女と鳥(1967年/ジョアン・ミロ財団)
女と鳥(1967年/ジョアン・ミロ財団)
<星座>シリーズから、カタツムリの燐光の跡に導かれた夜の人物たち(1940年/フィラデルフィア美術館)
<星座>シリーズから、明けの明星(1940年/ジョアン・ミロ財団)
<星座>シリーズから、女と鳥(1940年/ナーマド・コレクション)
女と鳥(1967年/ジョアン・ミロ財団)

そして展覧会のお楽しみといえば特設ショップ。Tシャツやポストカードなどお馴染みのラインナップのほか、コーディネートの主役になりそうなアーティスティックなジュエリーも見逃せません。

Tシャツ各サイズ5,400円
Tシャツ各サイズ5,400円
ミロの作品からインスピレーションを受けた、バルセロナ生まれのジュエリーコレクション。本展に合わせた特別販売です
ミロの作品からインスピレーションを受けた、バルセロナ生まれのジュエリーコレクション。本展に合わせた特別販売です
エナメル仕上げの色彩が美しいブローチ、星のモチーフが個性的なピアスなど、目移りします。ブローチ(レッド)1万9800円、真鍮の星型ピアス1万1000円など
エナメル仕上げの色彩が美しいブローチ、星のモチーフが個性的なピアスなど、目移りします。ブローチ(レッド)1万9800円、真鍮の星型ピアス1万1000円など
トートバッグは4,200円
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Tシャツ各サイズ5,400円
ミロの作品からインスピレーションを受けた、バルセロナ生まれのジュエリーコレクション。本展に合わせた特別販売です
エナメル仕上げの色彩が美しいブローチ、星のモチーフが個性的なピアスなど、目移りします。ブローチ(レッド)1万9800円、真鍮の星型ピアス1万1000円など
トートバッグは4,200円

ミロ展
開催中〜2025年7月6日(日)まで。
東京都美術館(台東区上野公園8-36)
入場料一般2,300円 営9時30分〜17時30分(金曜日は20時まで)月休(祝日の場合は開室)
公式サイト https://miro2025.exhibit.jp/
問い合わせ 050・5541・8600

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