「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」の圧倒的なデジタル空間 新エリアの全貌をレポート
撮影・文 Momo*Kinari
新エリアその1「絶滅した動物を集めて自分だけの図鑑づくりを体験する」
最初に向かったのは「つかまえて集める絶滅の森」。幻想的な森は、絶滅した動物たちの楽園。森の中を自由に動きまわる動物は、近づいたり触ったりすると反応して逃げたり振り向いたりします。
まずはこの美しい森をぐるっと眺めて、どんな動物がいるかをチェック。そして、自分のスマートフォンにダウンロードした専用アプリを使って動物のコレクションに挑戦。
壁面をゆっくりと歩く動物たちに、スマートフォンを使って“観察の矢”を放ちます。矢が当たった動物がその空間から消えて、スマートフォンの中の図鑑に入ったら捕獲成功。また、カメラ上で見えている森で動物をスワイプすると、森の中へリリースされます。
水の生き物の場合は、足元に“観察のあみ”を投げ、そこに追い込みながらつかまえます。何人かで力を合わせてあみに追い込むのがポイント。
絶滅の森には現在、陸の生き物が50種、水の生き物が30種生息。同じ動物でも捕まえれば捕まえるほど、詳しい情報が図鑑に書き込まれていきます。
新エリア その2「体を動かしながら立体空間の中へ」
新エリアは体を使う運動空間が充実しています。テレビやスマートフォンの画面など“平面の情報”に囲まれた生活から抜け出し、複雑で立体的につくられた空間に身体ごと没入。全身でアートを感じる「運動の森」は、子供から大人まで存分に楽しめます。
施設内にはシューズレンタルのサービスがあるので、ブーツやサンダルで来場した場合は履き替えることをおすすめします。
「エアリアルクライミング」では、ロープで吊られた棒が空中に立体的に浮かんでいます。両端のロープを掴みながら、アスレチックのように棒から棒へと移動。乗る棒によって、壁面を飛んでいる鳥の色が変化していき、不思議な浮遊体験が楽しめます。
新エリアその3「想像をめぐらせ、みんなで創る・学ぶ」
創造性をコンセプトとした教育的なエリア「学ぶ!未来の遊園地」。同じ空間にいる人たちと一緒に、ものを動かしたり、描いたり……。各々が自由に創造していくことで、一つの作品ができあがります。変化する作品の世界に、大人も没頭してしまうユニークな空間です。
テーブルの上や壁などでちょこまかと動くこびとたちと一緒に遊べるエリア。手や物を置くと、こびとたちが気づいて飛び乗ってきたり、滑ったり、ジャンプしたり、よじ登ったり。置く物の形によって様々な反応をします。
こびとたちが住む宇宙の「窓」には、光のペンやスタンプで絵を描くこともできます。様々な形に反応したこびとたちは、どんな動きをするでしょうか。
子どもの頃に夢見た「描いた絵が動いたらいいな」が現実に……!「スケッチ環世界」では、紙に描いたヒコーキやイルカ、タカ、チョウの絵が目の前に立体として現れ、壁のあちらこちらで動き回ります。自分の描いた絵に触れると、スピードを上げたり、逃げたり。スマートフォンで操縦することもできるので、ぜひ試してみてください。
疲れたらヴィーガンラーメンで腹ごしらえ
屋外スペースも大きく生まれ変わりました。お茶とお酒が飲める「Orchid Glass House」や作品空間で咲いた蘭の花を再育成して持ち帰る「Living Art Store」が新設され、京都発のヴィーガンラーメン店「Vegan Ramen UZU」が看板の「Black Emptiness Table」をリニューアル。
「Vegan Ramen UZU」のラーメンは、チームラボプラネッツ限定の「味噌ラーメン」。とろみがある濃厚なスープにシャキシャキとした歯ごたえの野菜、焼き目のついたトマトの旨みが一体となった一杯は、本当にヴィーガン?と疑ってしまうほど。一度食べたら忘れられない味です。
ラーメンは「Black Emptiness Table」の作品空間内で食べることもできるので、アートにどっぷりと浸りたい人はぜひ。
今回紹介した他にもまだまだ新しい作品がたくさんあり、見どころはつきません。時間に余裕を持って異世界への没入体験をしてみてください。
「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」
住所:東京都江東区豊洲6-1-16
開館時間:9時〜22時(最終入館は閉館1時間前)
休館日:2月6日(木)、3月6日(木)
料金:一般 3,600円〜 / 大学・高校生 2,700円〜 / 小・中学生 1,500円〜
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